「桜姫 」 近藤史恵
近藤史恵の作品は、いくつか読んだけれど、あまりはずれがない、というか当たりのほうが多い。
というわけで、「桜姫」も読んでみました。
歌舞伎の世界が舞台です。
歌舞伎の名門の家の娘、笙子と、大部屋役者の小菊の二人の視点から交互に語られるのは、笙子の兄音也の死の真相をめぐる謎と、劇場で亡くなった子役の死。
探偵役として登場するのは、小菊の友人である私立探偵の今泉文吾。
読み終わってみると、二つの事件ともなんだか切ないお話でした。
途中で、気がついたのですが、これってシリーズ第3作なのですね!
またシリーズのあとのほうから読み始めてしまいました(^_^;)
でも、特に過去の事件などの結末は登場しなかったので、問題なかったように思います。
「歌舞伎シリーズ」、この「桜姫」は角川文庫ですが、第一作の「ねむりねずみ」は創元推理文庫、第二作の「二人道成寺」は文春文庫と、それぞれ出版社が違うのですね。これもミステリー?
![]() | 桜姫 (角川文庫) 角川書店 2008-02 by G-Tools |
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- [2009/11/23 22:48]
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「拝んでしあわせ 奈良の仏像100」 田中ひろみ
田中ひろみさんの「拝んでしあわせ 奈良の仏像100」は、奈良旅行から帰ってきた直後に出版された本。
同じ著者の「仏像、大好き!」は、結構気に入っていたので、こちらも購入。
奈良にある100の仏像について、イラストと解説が載っています。
この前、見てきた仏像もたくさん載っていましたし、知らない仏像や、日程が合わず残念ながら見られなかった仏像もたくさん。また奈良に行きたくなってしまいました。
めずらしい仏像では、着せ替えの仏像というのもあるのですね。しらなかった・・・。
エリア別、お寺ごとに載っていて、MAPも充実しているので、これを片手に奈良を歩くときにも便利そうです。挟み込み付録は「奈良大和大路秘宝・秘仏特別開帳2010年スケジュール」。来年奈良に行く人はぜひ、これを参考になさってください。
イラストが2色刷りなのですが、色はもう少し薄いほうが見やすいような気がしました。年月がたってくすんだ感じを表現したかったのかもしれませんが・・・。
![]() | 拝んでしあわせ 奈良の仏像100 西日本出版社 2009-10-19 by G-Tools |
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- [2009/11/21 23:45]
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【ノンフィクション】「奇跡のリンゴ」
『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』は、NHKの番組[プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送されたリンゴ農家、木村秋則さんの話を、ノンフィクション作家の石川拓治さんが書き下ろしで本にしたもの。
番組は見ていないが、この本を読むと、無農薬でリンゴを作るというのが、どれだけ大変なことか、よくわかる。
野生のリンゴと違い、果物として流通しているリンゴは、さまざまな病気や害虫に対して農薬を使わないと栽培できないものなのだそうだ。
それに対抗して、無農薬でリンゴを作ろうと決心した木村さん。
最初の5年間は、一つの実もならず、周りの人たちからは、白い目で見られ、収入もなく、自殺まで考えるようになる。
自殺をしようと行った山の中でであった1本のドングリの木。
ドングリの木の美しさが、「土の大切さ」を教えてくれたのだ。
一つのことにこだわってあきらめなかった人生。
著者が、取材しながら木村さんにほれ込んだことが伝わってくる1冊。
![]() | 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 幻冬舎 2008-07 by G-Tools |
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「あなたの子どもはなぜ勉強しないのか」
「あなたの子どもはなぜ勉強しないのか―そのアドバイスが子どもをダメにする」を読みました。
いつも読んでいるブログ「ちかおばちゃんに訊いてみて」で、紹介されていた本です。
著者は、不登校や高校中退の子どもたちを難関大学に合格させるという実績を出している予備校の校長。
子どもたちのやる気を出す言葉、やる気をそぐ言葉を紹介しています。
「勉強しなさい」という言葉は、否定的なメッセージであり、子どもにストレスを与えるということ。
ストレスを下げるにはどうすればいいのか、について書いてあったり、子どもに言いたくなる言葉の言い換え集など、役に立つ本でした。
「大人の行動を変えるプロ」に学ぼう、と、営業マンや婦人服店での対応など、大人対大人で、相手を変える行動の原則が例として出ておりわかりやすいです。
イラスト、漫画も面白く、あっという間に読めてしまいます。ぜひ、多くのお母さんたちに読んでほしい本です。
あと数日で、期末試験の息子。
これまでは勉強するようにと声掛けしてきましたが、今のところ、全く勉強している様子はありませんorz
今後は、何も言わずに見守ることにします!
どう変わるか楽しみ・・・。
![]() | あなたの子どもはなぜ勉強しないのか―そのアドバイスが子どもをダメにする 湯村 圭子 学びリンク 2008-08-11 by G-Tools |
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- [2009/11/19 23:22]
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「せっちゃんのごちそう」
いつも辛口の評論で、世の中のあらゆる差別に立ち向かう辛淑玉さんの自伝的エッセイ集。
ひらがなの題名と、口をへの字に曲げた気の強そうな女の子の絵が描かれた表紙(なぜかAmazonで画像が出ない)から、絵本か子ども向けの本のような雰囲気だが、中身は重い。
在日朝鮮人という生まれから来る貧しさ。
空腹の身にはどんな食べ物もおいしく感じられたのだろう。
そして満腹の時におごってもらったものが食べられなかった時の悔しさ。
食べ物をめぐるせつない話がぎっしりとつまった一冊。
家族をめぐる話もまたせつない。
自分の生きたいように生きられなかった父や母たち。
一方、辛淑玉さんは、自分で道を切り開いて、生きている。
自分の生まれを肯定して。
この本が図書館の「日本人の伝記」コーナーに並んでいたことを知ったら、
著者の辛淑玉のさんは、きっと複雑な思いだろうなあと思ってしまった。
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