「猫の傀儡(くぐつ)」(西條 奈加) 

西條 奈加「猫の傀儡(くぐつ)」を読みました。

江戸の町の中でも、猫が多く住み「猫町」と呼ばれる町で、新たに傀儡師に任命された猫の「ミスジ」。
傀儡子は傀儡とされた人間を操り、猫たちが巻き込まれた事件を解決していきます。
ミスジが使う傀儡は、売れない狂言作家の阿次郎。長屋で貧乏暮らしですが、実は商家の次男坊。暇で、好奇心旺盛で、猫が好き、という傀儡の条件を満たしていました。

ミスジと阿次郎のコンビが、力を合わせて、濡れ衣を着せられた猫や人を助けたり、行方不明になった人を探し出したりするのです。
このコンビの物語、もっと読みたいですね。
ドラマ化しても面白いかも。

猫の傀儡(くぐつ)猫の傀儡(くぐつ)
西條 奈加

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「教場0: 刑事指導官・風間公親」(長岡 弘樹) 

「教場0: 刑事指導官・風間公親」を読みました。
「教場」「教場2」では、警察学校が舞台でしたが、こちらはキャリア3か月目の刑事が入門者として選ばれ、本部捜査一課で指導官の風間の下につき、実際に起きた殺人事件を捜査する、というOJT方式です。

各章で、違う刑事たちが風間教官のもとで、異動願いを突き付けられ追い詰められながら、容疑者の嘘や、動機を見抜いていきます。
それぞれの刑事たちの思い、連作短編なので、それほど深く書き分けられていなかったのが少し残念。でも、女性刑事たちが活躍している様子は気に入りました。

各章のタイトルの元ネタは「刑事コロンボ」だそうです。懐かしいですね。

教場0: 刑事指導官・風間公親教場0: 刑事指導官・風間公親
長岡 弘樹

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「騙し絵の牙」(塩田 武士 大泉 洋) 

塩田 武士 の「騙し絵の牙」を読みました。

主人公は廃刊の危機にある雑誌の編集長ですが、俳優の大泉洋にあて書きしたということで、表紙などにも写真が使われています。映像化されるのでしょうか?

塩田武士は、前作の「罪の声」がとても読み応えのある小説だったので、期待して読み始めましたのですが、出版業界の内情が延々と描かれていて、作家が出版業界のことを書くのは、取材しなくても自分のフィールドだから楽だよな、とか、お仕事小説としては「校閲ガール」や「重版出来!」や大崎梢の小説のほうが好きだな、などと思いながら読んでおりました。

エピローグまで読んで、途中で読むのをやめなくてよかった!というのが率直な感想。

騙し絵の牙騙し絵の牙
塩田 武士 大泉 洋

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「罪の声」はグリコ森永事件を題材にした小説。この事件を調べることになった新聞記者と、犯人に声を使われた子ども、という二人の視点から事件の真相に、少しずつ迫っていく様子は圧巻でした。
おすすめの一冊です。

罪の声罪の声
塩田 武士

講談社 2016-08-03
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「クランクイン」(相場 英雄) 

相場英雄の「クランクイン」を読みました。
以前読んだ「ガラパゴス」や「震える牛」は、派遣労働者や食品偽装といった現代の社会問題に鋭く切り込んだ作品でしたが、こちらは全く違った作風でした。
いろんなジャンルの小説が書ける作家さんなんですね!

広告代理店の営業マンの根本は、仕事の合間に名画座で映画を観るほど映画好き。
社長室に呼び出され、初めての映画製作委員会の仕事を任される。
ベストセラー映画の映画化には様々な苦労が伴う。
原作者のわがまま、キャストやスタッフの人選、、、
それらを一つずつ克服してしながら、映画を作っていく。
2歳の時に亡くなったと聞かされていた根本の母の正体は?

これから読む方のために、これ以上は書かないでおきますね。

クランクインクランクイン
相場 英雄

双葉社 2016-11-16
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「図書室のキリギリス」(竹内真) 

続編の「図書室のピーナッツ」を先に読んでしまい、気になっていた「図書室のキリギリス」を読みました。

夫と離婚し職探しをしていた詩織に、友人のつぐみが紹介してくれたのが彼女の学校の図書館司書の仕事。
つぐみが音楽教師目指して勉学に励んでいたころ、旅行や合コンに明け暮れていた詩織は「アリとキリギリス」のキリギリスというわけです。

本好きなところを買われ採用された詩織が、図書館で働き始め、高校生たちと出会い、本をめぐる謎を解いていきます。
本への思いをそれぞれが語る「ブックトーク」でもいろんな本が紹介され、新たな本との出会いのきっかけになる本です。

図書室のキリギリス (双葉文庫)図書室のキリギリス (双葉文庫)
竹内 真

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この本の中で紹介され、気になった本。
小さな本の数奇な運命 (シリーズ愛書・探書・蔵書)小さな本の数奇な運命 (シリーズ愛書・探書・蔵書)
アンドレーア ケルバーケル 望月 紀子

晶文社 2004-02-25
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新刊では売られていないようなので、図書館で探してみたいです。

モーフィー時計の午前零時モーフィー時計の午前零時
ジーン ウルフ他 若島 正

国書刊行会 2009-02-25
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チェス小説のアンソロジー。これも読んでみたい。

旅をする木 (文春文庫)旅をする木 (文春文庫)
星野 道夫

文藝春秋 1999-03-01
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これは文庫なので入手しやすいかな。

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