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何冊も、何冊も・・・読み聞かせ 

娘が小さかった頃、夜寝る前には、いつも、絵本の読み聞かせをしていた。
フルタイムで仕事をしていて、日中は保育所にお世話になっていたので、夜の読み聞かせの時間を、大事な親子のコミュニケーションの時間と思っていた。

ある時期、娘に寝る前の絵本を選ばせると、5冊以上選んできて、5冊読んでも、「もっと」と言って、さらに読まされる日が続いた。

子どもが寝てからが、自分の時間。洗濯物を片づけたり、パソコンをやったり、いろいろやることがある。
早く寝てくれないかな~と思いながら、リクエストに応じて、何冊もの絵本を読み続けた。

あとになって思う。あの時、何冊も読まされたのは、早く寝かしつけよう、というこちらの気持ちが、伝わっていたのではないか。何冊もの絵本を早く読み終えるために、早口で読んでいたのかもしれない。

もしかすると、ゆっくりと、丁寧に、読んであげていたら、あんなに何冊も読まなくても、満足して眠りについていたのかも。

今となっては確かめることもできないが。

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読み聞かせの本の選択は難しい 

読み聞かせにおすすめの絵本はたくさんあるが、小学高学年男子といっしょに楽しむ本を選ぶのは、なかなか難しい。

5,6年生ともなると、本の好みもいろいろ出てきて、女の子が主人公だったり、女性作家の本は好まない。
また、小さい頃からの読み聞かせのおかげで、自分で読む力も結構あるので、面白すぎる本は、最初の方を読んであげるとあとは、自分でどんどん読み進めてしまう。

だから、自分で読むほどは面白くないが、人が読んでくれるなら、聞いてあげてもいいか、程度の面白さの本を選ばないとならないのだ。

高学年にもなって、読み聞かせなんて、と思う方もいるかもしれない。
でもこれは、フルタイムで仕事をしている私にとって、貴重な母と子のコミュニケーションの時間。
夜寝る前のわずか10分間の読み聞かせが、ゲームやパソコンばかりやっている息子の脳を休ませ、眠りの世界へと誘う役割をはたしているのではないかと思っている。

そういうわけで、このブログでは、試行錯誤の末、子どもに読んであげた本、あるいは、子どもが自分で読みきった本、なんかを紹介して行きたい。

一方、読み聞かせはとっくに卒業した中2の娘は、学校の朝読書の時間に持っていく本を選ぶのに、私のアドバイスを聞いてくる。
最近出た文庫本なんかも、私が先に読んでから娘が読んだり、またその逆もあったりする。
そんな本も紹介していく予定。お楽しみに。