犬好きの人におすすめの小説「シャルロットのアルバイト」
久しぶりに近藤史恵の小説を読みました。
「シャルロットのアルバイト」は、警察犬を引退したジャーマンシェパードのシャルロットとその飼い主の夫婦が出会った日常の謎系のミステリ短編小説集。
お利口なシャルロットは、夫婦が忙しくてもじっと我慢。夜中に散歩に連れてってもらうことを楽しみに待っています。
お向かいの家に引っ越してきたのは男の子?それとも女の子?
シャルロットがアルバイトを頼まれたドッグスクールの悪い噂の真相は?
預かることになった子犬の顛末、など。
悪い人、も出てくるけれど、殺人事件は起きないので、怖いミステリが苦手が方も安心して読めます。
未読の方はこちらもどうぞ。
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- [2022/11/27 16:28]
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「みかんとひよどり」(近藤史恵)
近藤史恵の「みかんとひよどり」を読みました。
主人公潮田は、フレンチレストランの雇われシェフ。免許を取って始めたばかりの狩猟に行った山で遭難していまいます。愛犬のイングリッシュポインターのピリカとともに死を覚悟した潮田を助けてくれたのは漁師大高とその愛犬マタベー。
レストランのオーナーからはジビエ料理を期待されますが、コンスタントにジビエ料理をだすためには潮田のこだわりがあり、簡単ではありません。
漁師をしている大高に対する何者かの悪意。
「ミステリ」と「レストラン」と「犬」という近藤史恵の得意な3つを盛り込んだ1冊でした。
シリーズ化されるのかな?続きを読みたいです。
タイトルの「みかんとひよどり」ですが、放置された農園のミカンをたらふく食べたひよどりがとても美味しいのだそうです。読んでいてよだれが出そうでした。
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犬が出てくる小説、といえば、やっぱり稲見一良だなあと思い出しながら読んでしまいます。
犬好きの方にはおすすめ!!
光文社 (2018-06-12)
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- [2019/08/12 09:31]
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「マカロンはマカロン」(近藤史恵)
近藤史恵の「マカロンはマカロン」を読みました。
小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台にした短編ミステリ小説集、シリーズ3作目です。
語り手はギャルソンの「ぼく」。フランスの田舎を転々と修行してきた変人シェフの三舟さん、料理人の志村さん、ソムリエの木村さんの4人でやっている小さなお店。
お店にやってくる人たちの過去の人生に、あるいは現在の人間関係に、料理や食材を通してなんらかの解決や影響を与えてしまう三舟シェフってすごい。
美味しそうなお料理が登場するのですが、フレンチには詳しくないので、どんな味か想像がつかないのだけがちょっと残念。
ほろ苦い、でも、心があったまる短編小説集でした。
順番に読まなくても大丈夫なシリーズですが、順番に読みたい方は、この2冊をお先にどうぞ。
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- [2019/04/21 15:08]
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「震える教室」(近藤史恵)
近藤史恵の「震える教室」を読みました。
歴史ある私立女子校の鳳西学園。古いだけあって、いろいろな怖い噂が・・・
高等部から鳳西学園に進学することになった秋月真矢と相原花音。二人の体が触れ合うとき、見えないはずのものが見えてしまう。
小説家をしている花音の母に、ホラー小説を書くための取材を依頼された真矢と花音の二人は、「出る」という噂が代々伝わっているピアノ練習室を見に行き・・・(第一話「ピアノ室の怪」
ほかにも、少女の方の上に見える小動物の正体は?とか、保健室に眠る首がない幽霊とか。
それぞれ、最後に謎が明かされるので、怖いけど、ちょっとすっきりします。
ホラー風味のミステリー?それともミステリー風味のホラー、という感じでした。
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- [2018/10/09 21:00]
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犬好きの人におすすめの小説「シャルロットの憂鬱」(近藤史恵)
近藤史恵の「シャルロットの憂鬱」を読みました。
不妊治療をあきらめた夫婦が、犬を飼うことにしました。初心者なので、子犬よりは、と紹介されたのが、もと警察犬のシャルロット。ジャーマンシェパードの女の子です。
夫婦にかわいがられ、近所の犬を飼っている人たちと関わったりする中で、次々と起きる小さな事件。
悪意のある人間も少しは登場するけれど、殺人などは起こらないので、そういうのが苦手な人でも安心して読めるミステリーです。
犬好きな人にはたまらないです。(ちなみに猫も登場します!)
わが家には小さな動物たちはいるけれど、犬はいないので、実家で飼っていた犬のことを思い出しながら読んでいました。
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近藤史恵は他にも犬が登場する小説を書いています。
「さいごの毛布」は老犬ホームが舞台の小説。こちらもおすすめです。
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他に犬を愛する作家といえば、馳星周ですね。
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最後にもう1冊だけ。
犬が出てくる小説の中でも、稲見一良の「セントメリーのリボン」は絶品です。
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- [2017/01/23 21:39]
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