犬好きの人におすすめの小説「シャルロットの憂鬱」(近藤史恵) 

近藤史恵の「シャルロットの憂鬱」を読みました。

不妊治療をあきらめた夫婦が、犬を飼うことにしました。初心者なので、子犬よりは、と紹介されたのが、もと警察犬のシャルロット。ジャーマンシェパードの女の子です。
夫婦にかわいがられ、近所の犬を飼っている人たちと関わったりする中で、次々と起きる小さな事件。
悪意のある人間も少しは登場するけれど、殺人などは起こらないので、そういうのが苦手な人でも安心して読めるミステリーです。
犬好きな人にはたまらないです。(ちなみに猫も登場します!)
わが家には小さな動物たちはいるけれど、犬はいないので、実家で飼っていた犬のことを思い出しながら読んでいました。

シャルロットの憂鬱シャルロットの憂鬱
近藤 史恵

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近藤史恵は他にも犬が登場する小説を書いています。
「さいごの毛布」は老犬ホームが舞台の小説。こちらもおすすめです。
さいごの毛布 (角川文庫)さいごの毛布 (角川文庫)
近藤 史恵

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他に犬を愛する作家といえば、馳星周ですね。
ソウルメイト (集英社文庫)ソウルメイト (集英社文庫)
馳 星周

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最後にもう1冊だけ。
犬が出てくる小説の中でも、稲見一良の「セントメリーのリボン」は絶品です。
セント・メリーのリボン (光文社文庫)セント・メリーのリボン (光文社文庫)
稲見 一良

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「スティグマータ」(近藤史恵) 

近藤史恵の「スティグマータ」を読みました。

「サクリファイス」から続く自転車レースシリーズの最新作です。
しかも主人公は白石誓と来たら、これはもう読む前から期待で胸がいっぱい。

今回はチカがツール・ド・フランスを走ります。
ドーピング疑惑で一度は引退したスター選手が復活、その彼が狙われているという不穏な様子から始まり、陰謀の真相が最後にわかるまで、読みながら、チカと一緒に石畳の道や山道を疾走した気分です。

読み終えて、スティグマータとはどいいう意味だろうと調べてみたら、「聖痕 - 十字架に磔にされた際のイエス・キリストと同じ傷跡」と。意味深なタイトルです。

スティグマータスティグマータ
近藤 史恵

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未読の方は、「サクリファイス」「エデン」「サヴァイヴ」を読んでからお読みください。
サクリファイス (新潮文庫)
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エデン (新潮文庫) サヴァイヴ (新潮文庫) キアズマ (新潮文庫)

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「スーツケースの半分は」(近藤史恵) 

近藤史恵の「スーツケースの半分は」を読みました。

仲良しの4人組の女性たち。
それぞれ仕事も性格も違うのだけれど、時々会って食事を楽しんだりしています。
その中のひとり、臆病な真美は、フリーマーケットで、目の覚めるような青い色のスーツケースに出会います。
その美しさに見せられて衝動買いしたスーツケースとともに、真美は初めての一人旅、ニューヨークに出かけます。
夫の反対を振り切って。

花恵は清掃会社の正社員。でも体裁を気にする家族からは仕事のことをよく思われていない様子。
花恵の唯一の楽しみは、香港の一流ホテルに3泊4日滞在することですが、そのことは友人にもなかなか話せないのです。
自分のスーツケースが故障していたので、真美から借りたスーツケースとともに出かけた香港で意外な出会いが。

恋人に連れていったもらった先のアブダビで、ゆり香が出会ったトラブル。

ライターをしている悠子は、取材旅行でパリに行くのだけれども、今回は友人宅に泊まれずに経費のほうがかさんでしまうというのが悩み。そこまでしてパリに行く理由と、友人マリーとの関係の顛末。

本の半分くらいのところで、幸運を運ぶスーツケースは、4人の友人たちの間を一巡して、これからどうなるのかな?と思ったら、さらに続く物語がありました。

それぞれの登場人物の、人に言えない思いや、心にささった小さなとげのようなものを描きながら、最後にはほんのりと幸せな感じを味わわせてくれる短編集でした。

近藤史恵はやっぱり短編がうまいですね。


スーツケースの半分はスーツケースの半分は
近藤史恵

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こんなスーツケースだったのかな?
機内持ち込みできるスーツケースは、飛行機降りたらすぐに出発できるので便利ですね。
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「胡蝶殺し」近藤史恵 

近藤史恵の「胡蝶殺し」を読みました。

歌舞伎役者の市川萩太郎は、同じく歌舞伎役者だった父を亡くした秋司の後見人になることを依頼される。
萩太郎には秋司と同じ年頃の息子俊介がいた。
ゲームや魚には興味を示すが、歌舞伎や踊りには興味を示さない俊介とちがって、秋司には踊りの才能があると見込んだ萩太郎。
二人の子役たちの舞台を「重の井子別れ」と決め、秋司には難しい役を、息子俊介には易しい役を割り振った萩太郎だったが、舞台の初日前日に・・・・。

物騒な題名にどんな悲惨な事件が起きるのかと、ドキドキしながら読んでいました。
ラストはそういうことだったのか!と。
さすが、近藤史恵でした。

胡蝶殺し胡蝶殺し
近藤 史恵

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「キアズマ」近藤史恵 

近藤史恵「キアズマ」を読みました。
私の中で近藤史恵のベストは「サクリファイス」なので、そのシリーズ最新作とあらば、期待がふくらみます。

今度の舞台は大学の自転車部。
新入生の岸田正樹は、ふとしたことから1年間自転車部に入ることになる。
正樹と関わったために事故にあい負傷して試合に出られなくなった部長の村上。
関西弁で話すヤンキーのような櫻井。
正樹の中学時代の友人の豊。
事故や怪我がつきものの自転車競技の魅力と、選手たちの覚悟。
自転車のレースの様子だけでなく、それぞれの事情や心情がえがかれ、一気に読んでしまいました。

赤城さんがちょっとだけ出演しているのはファンサービスなのかな。

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近藤 史恵

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未読の方は「サクリファイス」から順番にどうぞ。
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エデン (新潮文庫) サヴァイヴ エデン シークレット・レース (小学館文庫) ヒルクライマー (小学館文庫)


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