FC2ブログ

「マカロンはマカロン」(近藤史恵) 

近藤史恵の「マカロンはマカロン」を読みました。
小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台にした短編ミステリ小説集、シリーズ3作目です。

語り手はギャルソンの「ぼく」。フランスの田舎を転々と修行してきた変人シェフの三舟さん、料理人の志村さん、ソムリエの木村さんの4人でやっている小さなお店。
お店にやってくる人たちの過去の人生に、あるいは現在の人間関係に、料理や食材を通してなんらかの解決や影響を与えてしまう三舟シェフってすごい。

美味しそうなお料理が登場するのですが、フレンチには詳しくないので、どんな味か想像がつかないのだけがちょっと残念。

ほろ苦い、でも、心があったまる短編小説集でした。


順番に読まなくても大丈夫なシリーズですが、順番に読みたい方は、この2冊をお先にどうぞ。



↓ブログランキング参加中。よかったらご協力をお願いします。 
にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村 

「震える教室」(近藤史恵) 

近藤史恵の「震える教室」を読みました。

歴史ある私立女子校の鳳西学園。古いだけあって、いろいろな怖い噂が・・・
高等部から鳳西学園に進学することになった秋月真矢と相原花音。二人の体が触れ合うとき、見えないはずのものが見えてしまう。

小説家をしている花音の母に、ホラー小説を書くための取材を依頼された真矢と花音の二人は、「出る」という噂が代々伝わっているピアノ練習室を見に行き・・・(第一話「ピアノ室の怪」

ほかにも、少女の方の上に見える小動物の正体は?とか、保健室に眠る首がない幽霊とか。
それぞれ、最後に謎が明かされるので、怖いけど、ちょっとすっきりします。

ホラー風味のミステリー?それともミステリー風味のホラー、という感じでした。


↓ブログランキング参加中。よかったらご協力をお願いします。 
にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村 

犬好きの人におすすめの小説「シャルロットの憂鬱」(近藤史恵) 

近藤史恵の「シャルロットの憂鬱」を読みました。

不妊治療をあきらめた夫婦が、犬を飼うことにしました。初心者なので、子犬よりは、と紹介されたのが、もと警察犬のシャルロット。ジャーマンシェパードの女の子です。
夫婦にかわいがられ、近所の犬を飼っている人たちと関わったりする中で、次々と起きる小さな事件。
悪意のある人間も少しは登場するけれど、殺人などは起こらないので、そういうのが苦手な人でも安心して読めるミステリーです。
犬好きな人にはたまらないです。(ちなみに猫も登場します!)
わが家には小さな動物たちはいるけれど、犬はいないので、実家で飼っていた犬のことを思い出しながら読んでいました。

シャルロットの憂鬱シャルロットの憂鬱
近藤 史恵

光文社 2016-10-18
売り上げランキング : 118107

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


近藤史恵は他にも犬が登場する小説を書いています。
「さいごの毛布」は老犬ホームが舞台の小説。こちらもおすすめです。
さいごの毛布 (角川文庫)さいごの毛布 (角川文庫)
近藤 史恵

KADOKAWA 2016-10-25
売り上げランキング : 13917

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


他に犬を愛する作家といえば、馳星周ですね。
ソウルメイト (集英社文庫)ソウルメイト (集英社文庫)
馳 星周

集英社 2015-09-18
売り上げランキング : 89890

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


最後にもう1冊だけ。
犬が出てくる小説の中でも、稲見一良の「セントメリーのリボン」は絶品です。
セント・メリーのリボン (光文社文庫)セント・メリーのリボン (光文社文庫)
稲見 一良

光文社 2006-03-20
売り上げランキング : 106307

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


↓ブログランキング参加中。よかったらご協力をお願いします。 
にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村

「スティグマータ」(近藤史恵) 

近藤史恵の「スティグマータ」を読みました。

「サクリファイス」から続く自転車レースシリーズの最新作です。
しかも主人公は白石誓と来たら、これはもう読む前から期待で胸がいっぱい。

今回はチカがツール・ド・フランスを走ります。
ドーピング疑惑で一度は引退したスター選手が復活、その彼が狙われているという不穏な様子から始まり、陰謀の真相が最後にわかるまで、読みながら、チカと一緒に石畳の道や山道を疾走した気分です。

読み終えて、スティグマータとはどいいう意味だろうと調べてみたら、「聖痕 - 十字架に磔にされた際のイエス・キリストと同じ傷跡」と。意味深なタイトルです。

スティグマータスティグマータ
近藤 史恵

新潮社 2016-06-22
売り上げランキング : 5778

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


未読の方は、「サクリファイス」「エデン」「サヴァイヴ」を読んでからお読みください。
サクリファイス (新潮文庫)
サクリファイス (新潮文庫)近藤 史恵

新潮社 2010-01-28
売り上げランキング : 10702

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
エデン (新潮文庫) サヴァイヴ (新潮文庫) キアズマ (新潮文庫)

↓ブログランキング参加中。よかったらご協力をお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村

「スーツケースの半分は」(近藤史恵) 

近藤史恵の「スーツケースの半分は」を読みました。

仲良しの4人組の女性たち。
それぞれ仕事も性格も違うのだけれど、時々会って食事を楽しんだりしています。
その中のひとり、臆病な真美は、フリーマーケットで、目の覚めるような青い色のスーツケースに出会います。
その美しさに見せられて衝動買いしたスーツケースとともに、真美は初めての一人旅、ニューヨークに出かけます。
夫の反対を振り切って。

花恵は清掃会社の正社員。でも体裁を気にする家族からは仕事のことをよく思われていない様子。
花恵の唯一の楽しみは、香港の一流ホテルに3泊4日滞在することですが、そのことは友人にもなかなか話せないのです。
自分のスーツケースが故障していたので、真美から借りたスーツケースとともに出かけた香港で意外な出会いが。

恋人に連れていったもらった先のアブダビで、ゆり香が出会ったトラブル。

ライターをしている悠子は、取材旅行でパリに行くのだけれども、今回は友人宅に泊まれずに経費のほうがかさんでしまうというのが悩み。そこまでしてパリに行く理由と、友人マリーとの関係の顛末。

本の半分くらいのところで、幸運を運ぶスーツケースは、4人の友人たちの間を一巡して、これからどうなるのかな?と思ったら、さらに続く物語がありました。

それぞれの登場人物の、人に言えない思いや、心にささった小さなとげのようなものを描きながら、最後にはほんのりと幸せな感じを味わわせてくれる短編集でした。

近藤史恵はやっぱり短編がうまいですね。


スーツケースの半分はスーツケースの半分は
近藤史恵

祥伝社 2015-10-08
売り上げランキング : 297111

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



こんなスーツケースだったのかな?
機内持ち込みできるスーツケースは、飛行機降りたらすぐに出発できるので便利ですね。
スーツケース TSAロック搭載軽量 スーツケース キャリーケース キャリーバッグ 4輪
スーツケース   TSAロック搭載軽量 スーツケース  キャリーケース キャリーバッグ   4輪

売り上げランキング : 34703


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


↓ブログランキング参加中。よかったらご協力をお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村