「ビブリオバトル~本を知り人を知る書評ゲーム~」 

今日は「ビブリオバトル~本を知り人を知る書評ゲーム~」をご紹介します。

「ビブリオバトル」というのは、おすすめの一冊を持ち寄り、本の魅力を紹介しあう書評ゲーム。
ルールはたったの4つ。

1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
2.順番に一人5分間で本を紹介する.
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.

これだけです。
準備するものは、カウントダウンタイマーだけ。
司会をする人は、何の準備もいりません。

京都大のとある研究室で始まったこのゲームが、あっという間に全国に広まったのは、このゲームの魅力が新しい本との出会いがあることに加え、本を紹介する人の個性や知識、背景に関する相互理解が深まることにあるようです。

小説仕立てでビブリオバトルのやり方を紹介する第一章に始まり、ビブリオバトルがどう始まったか、そしてどう広まって行ったかが書いてあり、この1冊を読むだけで、自分もビブリオバトルを開催できるような気がしてきます。

面白いなと思ったのは、「ビブリオバトルにおける語りは二次創作のようなものである。」(155ページ)というフレーズ。
1冊の本について語ることは、著者の思いだけでなく、読んだ人の思いも加わって、さらに深くなっていくということなんですね。

近くでビブリオバトルをやっているところがないか、さっそく検索してしまいました。
誰かを誘って、自分で企画するというのもいいかもしれません。

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「監督・選手が変わってもなぜ強い? 北海道日本ハムファイターズのチーム戦略」 

「監督・選手が変わってもなぜ強い? 北海道日本ハムファイターズのチーム戦略」を読みました。
私は野球についてはあまり詳しくなく、試合も年に一回家族と地元の球団の試合を見に行くぐらいなのですが、この本は、面白く読めました。

野球の勝ち負けの話ではなく、スポーツビジネスの話で、日本ハムという野球チームとそれを支える人たちが、どうやって成功していったか、という内容です。
スポーツビジネスとはどういうものか、試合収入をどうやって伸ばしたか、スポンサー収入の重要性とどうやってスポンサーを見つけ、長く契約してもらうようにするか、グッズ販売による収入などについて述べています。
スポーツビジネスの独特なところもありますが、他の業種でも従来やってきたから、ということではなく、何が大切なのかを見なおして、同じ金額をかけるのでもより有効なところに投資するというのは、見習わなければならないと思いました。

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以前読んだ「エスキモーに氷を売る」では、アメリカNBLの最弱プロバスケットチームを、売上高500%増、27球団中チケット収入伸び率1位にまで導いた話が出てきて面白かったです。このチームは最弱で人気のないままでも、売上を伸ばしていくのです。
地元のチームがいくら人気がなくても、リーグ戦ですから人気あるチームと対戦するときにはたくさんの観客が訪れる、ということで、いろんな作戦でチケットの売上を伸ばしていくわけです。
スポーツマーケティングに興味を持たれた方はこちらもどうぞ。

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「武器としての決断思考」瀧本哲史 

昨日は成人の日。ということで、若い人に読んで欲しい本を紹介します。
瀧本哲史の「武器としての決断思考」は、帯に「20代に読みたい思考の教科書」とあるように、著者が京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意思決定の授業」を一冊に凝縮した本。

自分の人生を自分で決めていくために、「答えではなく答えを出す方法を学ぶ」ということ。
ディベートのルールを紹介し、議論をするためは、適切な問いをたてることが必要。
論点について、それぞれ「メリット」と「デメリット」をあげ、それについて反論していく方法などについて述べている。

意思決定のプロセスにおいて大事なことを順をおって書いてあり、人生のいろんな場面で決断を迫られるときに役に立つかもしれません。

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同じ著者の「武器としての交渉思考」、こちらもおすすめ。
この本のほうが、たくさん付箋が貼られています(笑)
今日は時間がないので、この本の内容については、後日紹介しますね。
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「動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか」津田 大介 

今が旬のtwitterについて書いた本「動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか」(津田大介)を読む。
10万人もの人を集めることができるツイッターの力の根源はどこにあるのか知りたかったから。

本書が出版されたのは、2012年4月10日。
金曜日ごとに行われる脱原発のデモが10万人規模になる前である。
「動員の革命」というタイトルが、現実になったわけだ。

著者は、ソーシャルメディア革命とは、「動員」の革命なのだ、と語り、「納豆」にたとえる。
納豆を一粒つまむと、粘りが次の豆につながるようなもの、という。
「行動する人にとっては、何かの行動に対して反応が返ってくるだけで動くモチベーションが維持できる」
とある。
なるほど、ツイッターは、リツイートという形でコピーして広めることが簡単であり、その反応が励ましにもなる、という仕組みなのだ。
フィードバックがあるからこそ、人は動き続けることができるのか。
そして、一人で飛び出したときに追随する2人目をどうつくるかが、、社会運動で重要だという。
この点については、具体的にどうすればいいか書かれていないのが、残念。

情報発信する際に、押さえなければならない5要素として以下のものがあげられている。
1.リアルタイム~速報性と伝播力
2.共感・協調~テレパシーのように共有しあう
3.リンク~具体的行動につながる
4.オープン~参加も離脱も簡単
5.プロセス~細切れの情報が興味を喚起する
これらの5要素が動員の革命を成功させるための大きな鍵になる、としてさらにビジネスや町おこしなどでソーシャルメディアをどう使うかについて述べている。

「ツイッターでイベント等の告知をする際、一番効果的なのは、1日前と当日のイベントが始まる3,4時間くらい前です。そのタイミングで告知するのがおすすめです。」(109ページ)というのもなるほど、と思った。

ソーシャルメディアの台頭で、マスメディアのあり方が変わっていく。今後、ソーシャルメディアで速報されたものを、検証するのがマスメディア、というように役割分担になるのでは、という指摘も。
スポンサーとなっている企業の思惑で、報道する内容が制限されている今のマスコミが、今後どういうふうに変わっていくのか、見ものだと思う。

寄付という文化が根付いていない日本で、お金を集める仕組みが今後どうなっていくかも注目すべき。

・・・ほかにも対談などいろんな内容の詰まった本でしたが、興味深いところだけメモがわりに書きました。詳細は本書を読んでくださいね。

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