「肉小説集」(坂木 司) 

坂木司の「肉小説集」を読みました。

あとがきによると、肉屋さんで豚の部位図を見かけて、「ああ、これが目次だったら面白いだろうな」と思ったのが、この連作を書くきっかけとのこと。

豚足、ロース肉、バラ肉、肩肉、ヒレ、ハム。

それぞれをテーマにした短編集です。

料理というより肉がテーマなので、食べ物はたくさん出てくるのだけれど、ああ、食べたい、とか、おなかすいた~という感じにならないものも多くて、なんだか不思議な感じです。

豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風を夜中にご馳走してくれた女の先輩に、面白い話をして、と言われ、ほら吹きのじいちゃんの話をする「魚のヒレ」が一番好き。

肉小説集
肉小説集坂木 司

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「ウィンター・ホリデー」坂木司 

坂木司「ウィンター・ホリデー」を読みました。

宅配便ハニービーエクスプレス、通称「ハチさん便」で働く元ヤンキーで元ホストのヤマトは、離れて暮らす息子進が冬休みにやってくるのを心待ちにしている。
年末年始の仕事の忙しいときに限っておきてしまうトラブル。
地元密着型の宅配便の配達員たちと顧客たちの交流や、離れて暮らす親子の気持ちのすれ違い。
クリスマスやバレンタインデーをめぐる少年や男たちの悩み。
ほっこりと心が暖かくなるような小説です。

ホストクラブのオーナーおかまのジャスミンさんの言葉は名言ばかりですね。もっと聞きたいな。

ウィンター・ホリデーウィンター・ホリデー
坂木 司

文藝春秋 2012-01
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実は、この本シリーズ物で、こちらが先なのですね。
未読なのでこれから読みます。
ワーキング・ホリデー (文春文庫)ワーキング・ホリデー (文春文庫)
坂木 司

文藝春秋 2010-01-08
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「ホテルジューシー」坂木司 

坂木司の「ホテルジューシー」を読みました。

卒業旅行の資金稼ぎのために、夏休みに石垣島のプチホテルでの住み込みのバイトをすることにした柿生浩美。
世話好きで家事もばっちりの彼女にとって最適のバイトだったが、1週間経って、宿の主人夫妻に頼み込まれ、那覇のホテルに手伝いに行くことになる。
見た目にはホテルとはわからない、裏通りにある長期滞在者向けの安宿「ホテルジューシー」。
ここで出会った客たちと、不思議な出来事。

坂木司らしい日常のミステリ&青春小説です。それに加えて、沖縄の人々や、沖縄料理、沖縄の風を感じることができる1冊でした。

ホテルジューシー (角川文庫)ホテルジューシー (角川文庫)
坂木 司

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主人公の友人が同じ時期に歯医者さんでアルバイトする話はこちら。
シンデレラ・ティース (光文社文庫)シンデレラ・ティース (光文社文庫)
坂木 司

光文社 2009-04-09
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「夜の光」坂木司 

坂木司「夜の光」を読みました。

帯の紹介文に「夜を駆ける孤独なスパイたちを描く、オフビートな青春小説。」と書いてあるのをチラッと見て、スパイ小説かと勘違いして買ってきたのでした(笑)

自分の将来の夢のため、今いる場所から脱出するため、本来の自分を隠して、別の姿を装っている高校生。
天文部に所属する4人は、夜の学校の屋上で、語り合い、支えあう。

4人それぞれの立場から描いた短篇が4つと後日談の5話からなる連作短編集でした。

米澤穂信や大崎梢のような日常の謎も登場しますが、ミステリ色はそれほど強くないです。

夜の光 (新潮文庫)夜の光 (新潮文庫)
坂木 司

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「和菓子のアン」坂木司 

「和菓子のアン」(坂木司)は、デパ地下の和菓子売場が舞台の青春小説。
ミステリというか謎解きのようなところも出てきますから、米澤穂信や大崎梢が好きな方にもおすすめです。

主人公の杏子は、ポッチャリ系の女の子。高校を卒業して特に得意なこともなく、デパ地下の和菓子屋さん『みつ屋』でアルバイトを始めます。
仕事はすごいできるけど、バックヤードでは驚きの椿店長。見た目はイケメンなのに中身は乙女、和菓子職人を目指している立花さん、そしてアルバイトの女子大生と杏子という4人メンバーで忙しいお店をやりくりしています。

いつも買いに来るお客さんのことを推理したり、同じデパ地下で働く別のお店の人の謎の行動などを推理しますが、ミステリとしてよりは、和菓子のうんちくやデパ地下で働く人々の生態なんかに詳しくなれる本でした。

おいしそうなお菓子がたくさん出てくるので、お腹がすいている時に読むほうがいいかも。
満腹なのに、お菓子が食べたくなって困りました(笑)

4334927068和菓子のアン
坂木 司
光文社 2010-04-20

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