「絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV」(石田衣良)
石田衣良の「絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV」を読みました。
このシリーズ、新しいのが出るとつい読んでしまいます。
時代の旬なところをキレイに切り取って、どんな難問もマコトの人脈やGボーイズが解決してしまうので、安心して読めます。
「絶望スクール」では、動物の虐待、危険運転、ひきこもりビジネス、そして留学生ブラック労働を取り上げています。
現実はこんなにうまく解決しないとは思うけど、マコトみたいな人がいたらいいな、と思わせてくれる石田衣良はすごいです。
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- [2020/01/03 21:00]
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「PRIDE―池袋ウエストゲートパーク」石田衣良
石田衣良のIWGPシリーズの最新作「PRIDE」を読みました。
いつも時代の「旬」を切り取って見せてくれるIWGP。今回は、地下アイドルというマイナーなアイドルとそのファンの様子や、自転車、そしてホームレスをめぐる話題を取り上げています。タカシの恋愛模様を描いたのは、ファンサービスかな。
4話目では、レイプ加害者と対決しますが、マコトならではの解決にほっとしました。
中国人の彼女が出てこなかったので、その後どうなったのかと気になっています。
![]() | PRIDE(プライド)―池袋ウエストゲートパーク<10> 石田 衣良 文藝春秋 2010-12-09 by G-Tools |
このところ忙しくてなかなかブログが書けないでいました。とりあえず、簡単な感想だけですが、更新しておきます。
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- [2011/06/17 22:06]
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「ドラゴン・ティアーズ──龍涙」石田衣良
池袋ウェストゲートパークの最新刊「ドラゴン・ティアーズ──龍涙」を読みました。
いつもの通り、マコトは、トラブルをうまく解決してくれます。
IWGPのファンなら誰でも、マコトに再会できてうれしかったはず。
マコトのいいところは、常に弱い者の味方だということ。
ホームレスや詐欺の被害者たちの話を聞いては、報酬もなしに、トラブルに飛び込みます。加害者が許せないという発想は、安心して読ませてくれますが、自分の身の危険を顧みない行動は読者をハラハラドキドキさせてくれて、読むのをやめられません。
今回のタイトルにもなっている「ドラゴン・ティアーズ」は中国人研修生の悲惨な状況を取り上げています。
この解決方法はちょっと裏技的で、一人助けたからどうなの?という気持ちも残りますが、一人でできることはこのぐらいしかない、という現実もまた伝えているのかもしれません。
時代を鋭く描くIWGPはやはり単行本で読むのがおすすめ。
文庫になるころには、鮮度が落ちてしまうから。
![]() | ドラゴン・ティアーズ──龍涙 文藝春秋 2009-08-07 by G-Tools |
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- [2009/11/01 16:05]
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「4TEEN」 石田 衣良
石田衣良の「4TEEN」を読む。
4人の中学2年生の男子たちの物語。難病と闘っていたり、不登校で拒食症の同級生にかかわったり、人妻のDVに介入したり、といろんな事件に出会う。
舞台となる月島は、高層マンションから、下町までいろんな階層の住民が住んでいる街。中学生活にも慣れ、かといって受験勉強一色になるわけでもない、中途半端な時期の中学2年生たちを主人公に選んだという。
いまどきの東京の中学生がこんな感じかどうかは、私にはわからないが、自転車で街を駆け抜ける少年たちの爽やかさを楽しめる一冊だった。
「池袋ウエストゲートパーク」のシリーズは、中学生には早いのでは、と思ったが、こちらは中学生に読ませても大丈夫、と思う。(娘の学校の図書室には池袋のシリーズもおいてあるそうだが・・・)
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- [2008/01/26 13:40]
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石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」
「約束」がよかったので、石田衣良のデビュー作「池袋ウエストゲートパーク」を読んでみたら、はまってしまった。こういう小説を書く作家だとは知らなかった・・・。
母の果物屋を手伝う真島誠(マコト)のところに、次々と地元池袋で起きた事件やトラブルが持ち込まれる。
誘拐事件だったり、麻薬や暴力団の絡んだ事件だったりするわけだが、マコトは、いろんな人たちの力も借りながらも、自分なりに解決していく。
マコトの一人称(おれ)で描かれる世界は、池袋のストリートのにおいや喧騒、温度までもが感じられる。登場人物も、印象に残る特徴的な人が多く、うまい小説だ。連作短編集なので、少しずつ読めるのもよい。
続けて、「少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)」も読了。こちらも面白かった。
「約束 (角川文庫 い 60-1)」は、中学生にもおすすめと書いたが、「池袋ウエストゲートパーク」のシリーズは、暴力や、風俗関係の描写が多いので、高校生以上向け。
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- [2008/01/10 00:20]
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