「エゾオオカミ物語」あべ弘士 

旭山動物園の飼育係出身の絵本作家あべ弘士氏による絵本「エゾオオカミ物語」。

シマフクロウのおじさんが、モモンガの子どもたちに、昔話を語ります。
北の大地に100年前に住んでいたオオカミたちのこと。
オオカミがなぜ滅んだのか。
オオカミが滅んだ今、森や畑を食い荒らすエゾシカが悪者になっているが、
そうしたのは”だれ”か?

迫力のある絵と、しみじみとした語りが胸を打ちます。
未来を作る子どもたちに読んであげたい絵本。

4061323865エゾオオカミ物語 (講談社の創作絵本)
講談社 2008-11-26

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「植物図鑑」有川浩 

有川浩「植物図鑑」読みました。

この本は読むと決めていたので、他の方のブログの紹介記事や、アマゾンの書評なども読まないようにしていたんです。先入観なしで読みたかったので。
「阪急電車」や「クジラの彼」のような短編小説かと思っていましたが、そうではなく、1冊丸ごと恋愛小説!

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
「咬みません。躾のできたよい子です。」
と言われ、マンションの玄関先に転がっていた男を拾ってしまったさやか。
自分のことを語らないイツキとの奇妙な共同生活が始まる。

二人は週末ごとにでかけて、野草を摘み料理をするんですね。
この本は恋愛小説でありながら、植物図鑑であり、野草の料理のレシピ本、という1冊で2度3度おいしい本なのでした。

小説だけなら、図書館本でいいのですが、レシピ本として手元に置いておきたくなりました。
春になってフキの季節が来たら、フキご飯、作ります!
その前にピーマンのゴマ和えも作ってみよう。

ということで、胸にキューンとくる恋愛小説が読みたい方、野草のレシピを知りたい方、道端の雑草(「雑草という草はない。すべての草には名前があります」)について知りたい方は、この本を読むべし!なのでした。

4048739484植物図鑑
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-07-01

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「縞模様のパジャマの少年」ジョン・ボイン 

「縞模様のパジャマの少年」を読む。

大都会ベルリンから、何もない郊外の一軒家に引っ越した少年ブルーノ。
近所には同年代の遊び相手がひとりもいない。
ある日、探検をしていたら、偶然縞模様のパジャマを着た同い年の少年シュムエルと出会う。
二人は毎日、フェンスをはさんで会うようになり、友情がめばえるが・・・・・。

戦争の悲劇を描いた本はたくさんあるが、こういう描き方もあったのか、と驚かされる。

この本は、2009年の読書感想文コンクール高校生の部の課題図書。
宿題だから仕方なく読んだのかもしれないが、多くの高校生がこの本を読んで、どんな感想を持ったのか興味がある。
訳者もあとがきに、物語の背景について分からない部分を人にたずねたり、調べてほしいと書いているが、この本をきっかけに、戦争についてより詳しく知ろうという気持ちになってくれたら、と思う。

縞模様のパジャマの少年
ジョン ボイン
岩波書店
売り上げランキング: 7247


前にも紹介した「ヒットラーのむすめ」も戦争をテーマにした児童文学としては秀逸。おすすめです。
ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)
ジャッキー フレンチ
鈴木出版
売り上げランキング: 291874


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「愛しきものエゾフクロウ―横田雅博写真集」 

「愛しきものエゾフクロウ―横田雅博写真集」は、エゾフクロウの写真集。

長い冬が過ぎ、雪が解けるころ、メスは抱卵する。
春になり、樹洞から巣立ったフクロウの子どもたち。
その可愛いことといったら!

真ん丸な黒い眼。
ふわふわ、もこもこの羽毛で包まれた様子。
兄弟で仲良くしている姿。
癒されます。



先日紹介した、「フクロウはだれの名を呼ぶ」でも、はじめはマダラフクロウを憎んでいた父子が、すっかり魅せられてしまうんですね。

トリイ・ヘイデンの児童書「最悪なことリスト」でも、フクロウの卵を孵化させることで少年が成長していく姿がえがかれています。これも大好きな一冊。
最悪なことリスト
最悪なことリスト
posted with amazlet at 09.09.23
トリイ・ヘイデン
早川書房
売り上げランキング: 169514


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秋におすすめの絵本 

これまでに紹介した秋におすすめの絵本についての記事をまとめてみます。

【絵本】「なく虫ずかん」
【絵本】秋におすすめ「ばばばあちゃんのやきいもたいかい」
【絵本】秋におすすめの絵本「どんぐり」(かがくのとも)
【絵本】「まゆとおに―やまんばのむすめまゆのおはなし」
【絵本】秋におすすめの絵本「14ひきのおつきみ」

どの本も繰り返しく読んだお気に入りの絵本です。

4834004449なく虫ずかん (みるずかん・かんじるずかん―金の本)
松岡 達英
福音館書店 1991-06

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4834017109ばばばあちゃんのやきいもたいかい (かがくのとも傑作集)
福音館書店 2000-10

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4834007731どんぐり (かがくのとも傑作集)
福音館書店 1988-05

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483400998Xまゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし(こどものとも絵本)
降矢 なな
福音館書店 2004-03-10

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449400683114ひきのおつきみ
童心社 1988-06

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「フクロウはだれの名を呼ぶ」 

「フクロウはだれの名を呼ぶ」は、ジーン・クレイグヘッド・ジョージというナチュラリスト作家が書いた児童文学。

少年ボーデンは、フクロウを撃ちに森に来た。ボーデンはマダラフクロウを憎んでいる。
絶滅危惧種のフクロウを守るために、森林の伐採が禁じられたが、そのために木こりをしていたボーデンの父が失業してしまったからだ。
ボーデンは、森でフクロウのひなを拾う。タテジマフクロウのひなだと思って育て始め、失業中の父も協力するようになるが・・・。

はじめはフクロウを憎んでいたボーデンも父も、次第に考えを変えていく。
森林の伐採が、フクロウを滅ぼすだけでなく、漁業もダメにしていったことを知り、フクロウも林業も守る道を考え始める。

物事を一面的にとらえていた少年が、いろんなことを考えていくようになるあたりは、児童文学ならでは、という感じ。
フクロウと父子の交流も楽しく読めるので、小学校高学年~中学生の動物好きの子や自然保護に興味のある人におすすめの一冊。

475151816Xフクロウはだれの名を呼ぶ
Jean Craighead George
あすなろ書房 2001-12

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ポケットモンスター ソウルシルバー ハートゴールド 

「ポケットモンスター」のソウルシルバー&ハートゴールド、予約していなかったので、発売日に買えなくて
息子はすねていました。
Amazonでは品切れで、Amazonの直販でないショップでは、発売日の翌日あたりは6000円、その後6500円、7000円とどんどん値上がり。しかも送料もかかる。
高くてもいいから買ってよ、とねだる息子にダメ!と冷たく言っていたのですが、今日(17日)はAmazon.co.jpで予約可 4442円、9月27日に入荷、とありました・・・

とここまで書いてAmazonを見てみたら、もう品切れのようです。
Amazonで買うなら、毎日チェックして予約可となっていたらすぐ注文するしかなさそうですorz

B002HWR0TSポケットモンスター ソウルシルバー(特典無し)
任天堂 2009-09-12

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B002HWR0SOポケットモンスター ハートゴールド(特典無し)
任天堂 2009-09-12

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Amazon配送料無料キャンペーン中 

本を買うのにいつも利用しているAmazonですが、いま、本、漫画、洋書の国内配送料が無料のキャンペーンをやっています。漫画1冊、文庫本1冊だけ買っても、送料が無料です。

いつもは、文庫本などはカートに保存しておいて、他の本で1500円以上にならない時に合わせて買うようにしていたのですが、いつでも1冊だけでも注文できますね。

11月4日までの期間限定です。
どうぞご利用ください。



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「復讐プランナー」あさのあつこ 

あさのあつこ「復讐プランナー」を読みました。
「14歳の世渡り術」というシリーズの1冊です。

いじめにあっている中学生が主人公。
親友に裏切られたと思ったら、実はその親友はいじめにあっていた。助けようとして、自分もいじめの被害者に。
そこからどう抜け出すか、という話。

この本では、助けてくれる人が周りにいたからよかったけれど、実際にいじめられていて、周りが助けてくれない、という状況の人がこの本を読んでも救われないかもしれない。
でも、いじめられている人を見て、傍観者ではなく、何かしたい、かといって自分がいじめられるのはいや、と思う人にとっては役に立ちそうな本です。

巻末には、「復讐プランナー養成講座」として、「復讐ノートカタログ」(文房具がいろいろ載っている)、「探偵七つ道具」、探偵テクニック、法律案内所などが載っていて、中学生には面白いかも。
「プランナー参考図書」として、中学生が夢中になりそうな本が11冊紹介されているのもいいですね。

4309616496復讐プランナー (14歳の世渡り術)
河出書房新社 2008-06

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「序の舞」宮尾登美子 

先日、宮城県美術館で「京都画壇の華 京都市美術館所蔵名作展」を見て来ました。
お目当ては、上村松園の作品。
「春日」が展示されていました。
たった1枚だけでしたが、その美しさに参ってしまいました。
上村松園の他の作品ももっと見たい、という気持ちでいっぱいです。
奈良の「松伯美術館」に、ぜひ一度行ってみなくては。

というわけで、再読したのが、宮尾登美子の「序の舞」。
再読、というのは、ずいぶん前のことですが、新聞に連載された時に読んでいたので。

「序の舞」は、登場人物の名前などは、変えてありますが、上村松園の生涯を描いた小説。
生まれる前に父を亡くし、母一人の手で姉と二人育てられた津也は、幼いころから絵の世界に魅せられていました。津也の情熱に負けた母は、津也を画学校に進ませ、その後も津也の画家としての人生を支えていきます。
非凡な才能から早くに名を挙げた津也ですが、男社会の中で辛い思いもします。
明治という時代に女性が職業を持って生きていくことはとても困難なことだったと思います。

画家として、未婚の母として、芸術に、そして愛に悩み、生き抜いた津也の生涯。
分厚い一冊ですが、週末に一気読みして、その余韻に浸っています。

4122011841序の舞 (中公文庫)
中央公論社 1985-01

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「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」 

「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」を読んで、GTDというのをはじめてみました。
GTDというのは、Getting Things Doneの略で、いろんな物事を進めるためのやり方です。
次のような5つのステップで行います。

1.まず、やらなければならないこと、やりたいことをすべて集め、書き出します。<収集>
ここに時間をかけ、すべて出しつくすことがポイントなのだそうです。

2.次に、それらを分類していきます。<処理>
「行動を起こすべきか?」の質問に「いいえ」なら、ごみ箱にいれる、または「いつかやる/多分やる」リストの転記、または「資料」として保管。
それについて行動を起こすべきと決めたら、「次に取るべき具体的な行動」を決める。
それが決まったら、「今すぐ自分でやる」「人に任せる」「あとでやる」のどれかに決める。
簡単に決まらないものは、「プロジェクト」リストに転記しておしまいにする。

3.次の段階は<整理>
それぞれをカテゴリー(複数のアクションが必要なら【プロジェクト】、特定の日付にやらなくてはならないなら【カレンダー】、空き時間にかたづけるものは【次に取るべき行動】、他の誰かに任せたものは【連絡待ち】)に分け、さらに状況ごと(職場、家庭、パソコン、電話・・・)にリストを分類します。

4.忘れてならないのは<レビュー>
リストを毎日見直し、週に一度は、最初のステップから見直します。

5.【次に取るべき行動】リストを見直し、その場の状況、持ち時間などに応じて行動していきます<実行>

この5つのステップをこなすことにより、物事がさくさくと進み、ストレスが減ります。

基本的にものぐさな私が、この本のやり方を試してみたら、なんだか物事の進み具合がスピードアップした感じがします。
TO DOリストはこれまでも作っていたのですが、いつまでも残っている項目があると気分が悪いものです。GTDでは、「いつかやる/多分やる」リストに転記してしまって、あとは気にしない、ということで、なんだかすっきりしました。

まだ始めたばかりですが、気に入ったので紹介してみました。

4576082116はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
田口 元
二見書房 2008-12-24

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同じ著者の別の本。こちらも大変示唆に富んだ本です。感想はあとで書きます。
4576060732ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
David Allen
二見書房 2006-05

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「片眼の猿―One-eyed monkeys」道尾秀介 

「片眼の猿―One-eyed monkeys」を読みました。
道尾秀介の本は「ラットマン」に続いて、2冊目。
「ラットマン」はだまされた~!というだけで、あまり残るものはなく、暗い感じの終わり方が好きではなかったのですが、こちらは、しっかりだまされた上に、読後感も悪くなかったです。

主人公は、特殊な能力を生かして探偵事務所を営む三梨幸一郎。楽器メーカーからの依頼で、ライバル会社の調査をしている。いつもサングラスをしている冬絵を、スカウトし一緒に働こうとし始めた矢先に巻き込まれた殺人事件。いったい何が起きているのか?

ミステリなんで、詳しいストーリーは書きません。
作者にすっかり騙される快感を味わってください。

三梨の事務所兼住宅のアパートの個性的な住人たちが、いい味出してます。

4101355525片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)
新潮社 2009-06-27

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文庫なので、夏休みの終わった高校生の電車通学のおともにちょうどいい感じです。

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てをあらおう (えほんもやしもん「きんのオリゼー」) 

我が家で大人気の漫画「もやしもん」の絵本が出ました。
「てをあらおう 」という絵本です。

菌のオリゼー君が手洗いの方法を教えてくれるらしいです。
インフルエンザ予防のためにも手洗いは大切ですから、子どもたちと一緒に読みたい一冊です。

絵本を読む年代の子どもがいるなら絶対に買うのに・・・。

4063647897てをあらおう (えほんもやしもん「きんのオリゼー」)
講談社 2009-08

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「神去なあなあ日常」三浦しをん 

三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」を読みました。

「仏果を得ず」では文楽の世界、「風が強く吹いている」では駅伝、と自分にとって知らない世界を描いてくれる三浦しをんさんの本は目が離せません。

今回は、林業の世界が舞台。
高校を卒業した「勇気」は、何もわからないまま強制的に、研修生として山の中で林業に取り組むことになる。
登場人物も魅力的な人が多いが、何よりも魅力的なのは、林業と山の自然そのもの。
後半の祭りのシーンはとても盛り上がる。

さわやかでユーモラスな青春小説を読みたい人はぜひ。

4198627312神去なあなあ日常
徳間書店 2009-05

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