【コミック】「とりぱん(11)」
震災後、閉店していた近所の本屋さんがようやく開店したので、早速行ってきました。
Amazonで本が買えるとは言っても、雑誌をめくってみたり、本の中身をみたり、新刊コーナーを眺めたり、とやっぱり書店は、生活に欠かせません。嬉しい思いで、でかけました。
久しぶりの本屋さんはいいなあ、近所の本屋がなくなると困るなあ、と立ち読みだけでなく、何冊か購入。
そのなかの一冊が「とりぱん」の新刊です。
鳥のネタだけでもう11冊目。
マンネリ化するかと思えば、ますます面白いです。
今回は、つぐみんと、金魚のきんちゃんがたくさん笑わせてくれました。
笑いだけではなく、鳥や虫、動物たちへの愛情もたっぷり。
野鳥に餌を与えることについてもいろんな意見がありますが、
鳥たちの生活の場を奪っておいて、餌付けが「不自然」として禁じる人間に対し、
>その飢えは、その死は、本当に「自然」ですか?
という作者の言葉は、胸にしみます。
巻末におさめられた3月11日後を描いた第289,290羽(話)を読むだけでも、この1冊買う価値あります。
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「とりぱん大図鑑」も発売されていました。
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- [2011/06/28 00:06]
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「まんが原発列島」
物置の古本を片付けていたら、「まんが原発列島」という本が出てきました。
読んでみたら、なんと、今回の福島の原発事故を予言したようなところもあり、びっくり!
こんなすごい本が、1989年に発売されていたのですから、驚きです。
本書は漫画ですが、解説本ではなく、ストーリーもの。
チェルノブイリ事故を受けて、原子力担当をまかされた業界紙の若い女性記者が、原発について調べ始め、原発を見学に行きます。労働者と交流する中でスクープをつかみますが・・・。
原発を誘致した町のやたら立派な公共施設。
原発労働者の過酷な労働の実態。
事故を隠蔽しようとする電力会社の体質。
日本のエネルギー政策が、炭鉱をつぶし、炭坑労働者が原発ジプシーになっていったこと。
徹底したマスコミ対策・・・。
20年以上前に書かれたこの本が語る真実に、日本人は目を背けてはならない。
これからの日本を、金儲けではなく、人間の命を守ることを優先にする国にしていくために。
我が家にあるのは、絶版になっていますが、巻頭に福島第一原発事故の解説を新たに収録した「増補版」が4月に復刊されてます。
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- [2011/06/20 22:01]
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【コミック】「続・星守る犬」
「続・星守る犬」は、前作「星守る犬」の続きではなく、もうひとつの「星守る犬」。
前作で語られなかった、お父さんに拾われなかったもう一匹の犬の話、そして、あの少年の生い立ちを描きます。
自殺志願の気難しい老女に拾われた病気の子犬。
子犬がきっかけで変わっていく老女。
ペットショップで売れ残ったパグと、母にネグレクトされている少年の出会い。
犬たちが救ってくれた人生。
前作とは違って、じんわりと心に明るいものが残る本です。安心して読んでください。
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未読の方はこちらからどうぞ。こちらは一人で読んだほうがいいかも。
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- [2011/06/18 21:30]
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「PRIDE―池袋ウエストゲートパーク」石田衣良
石田衣良のIWGPシリーズの最新作「PRIDE」を読みました。
いつも時代の「旬」を切り取って見せてくれるIWGP。今回は、地下アイドルというマイナーなアイドルとそのファンの様子や、自転車、そしてホームレスをめぐる話題を取り上げています。タカシの恋愛模様を描いたのは、ファンサービスかな。
4話目では、レイプ加害者と対決しますが、マコトならではの解決にほっとしました。
中国人の彼女が出てこなかったので、その後どうなったのかと気になっています。
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このところ忙しくてなかなかブログが書けないでいました。とりあえず、簡単な感想だけですが、更新しておきます。
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- [2011/06/17 22:06]
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「第二音楽室」佐藤多佳子
「第二音楽室」(佐藤多佳子)を読みました。
小学校、中学校、そして高校の生徒たちの音楽をめぐる小説が4篇。
どれも、少女たちの心の動きが細やかに描かれていて、いとおしい感じ。
私自身は楽器も歌も苦手で、この小説に出てくるような音楽をともにつむぐことによる感動を味わった経験は少ないのですが、それでも読んでいて、思いを共有できました。
「船に乗れ!〈1〉合奏と協奏」や「よろこびの歌
」など、本作以外にも音楽をモチーフにした小説にいい作品が多いのはなぜだろう、と考えながら読んでいました。
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- [2011/06/13 22:08]
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「メロディ・フェア」宮下奈都
宮下奈都さんの「メロディ・フェア」読みました。
やっぱりこの作家さん、好きだなあ。
タイトルは音楽ですが、今回の舞台は、ショッピングモールの化粧品売り場。
大学を卒業して、故郷に戻り、化粧品を売る仕事についた主人公。
凄腕と言われる先輩や、毎日同じ時間に現れる厚化粧の謎の女性、唐揚げを手土産に愚痴を言いににくる浜崎さん、などユニークな登場人物に囲まれた日常の仕事の中での心の動きを巧みに描いています。
心が暖かくなる一冊。
この作家さんの本は、今後も追いかけていきます。
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- [2011/06/04 23:43]
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