【絵本】「わすれられないおくりもの」 

先日、職場の同僚のご家族に突然のご不幸があった。
他人には理解できないほどのつらさと無念さがあることだろう。

残された幼い子に、いつかこの絵本を贈ってあげたい。
スーザン・バーレイの「わすれられないおくりもの」は、森の動物たちに慕われていたアナグマが亡くなり、悲しみにしずむ動物たちが、アナグマの想い出を語り合い、彼の残してくれたものの大きさに気づく、というストーリー。

深い悲しみを癒すのに、この本が少しでも力になれたら、と思う。

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)
スーザン・バーレイ 小川 仁央

評論社 1986-10
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「雲の王」川端裕人 

川端裕人「雲の王」を読みました。

小学生の息子を育てながら、気象台で働く美春は、雨が匂いでわかるという特殊な能力を持っていた。
行方不明だった兄に呼び出された場所で出会ったのは、美春と同じように不思議な能力を持つ一族。
大規模な気象災害を予測し、その被害から人々を救うために、美春たちの能力は生かせるのか?

気象庁で行なっている、観測用気球で気圧や温度の変化を調べる仕事の様子を描いたり、台風を科学の力で制御しようというアイデアや取り組みを描写する科学小説としての側面と、不思議な能力をもった一族というファンタジー要素の2つが、見事に融合した作品。科学小説とファンタジーの、どちらか片方が突出してもついていけない感じですが、バランスよく療法楽しめる、川端裕人にしか書けない小説でした。

雲の王雲の王
川端 裕人

集英社 2012-07-05
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【コミック】「聖☆おにいさん(8)」 

今年もあとわずか。何やら忙しい毎日で、なかなかブログが書けないでいました。
今日はお休みだったので、年賀状を作成したり、たまっていた家事を片づけたりして、ようやく一息ついています。

「聖☆おにいさん」の新刊(第8巻)出ました。
実は間違えてDVD付きの特装版の方を買ってしまい、開けずに返品したりしていたので、読むのが遅くなってしまいました・・・。

下界で休暇中のブッダとイエスの二人の日常生活と後半は沖縄旅行という非日常での出来事、どちらも楽しませてもらいました。
山風のコンサートの様子、ボーリングなど、どれも聖人の目から見るとこう見えるのね、と新鮮な驚きです。
薬師如来のつぼの詰め替え用、ウケました。

一年待ったかいがあって、笑いの密度の濃い一冊でした。

聖☆おにいさん(8) (モーニング KC)聖☆おにいさん(8) (モーニング KC)
中村 光

講談社 2012-12-03
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「はぶらし」近藤史恵 

大好きな作家近藤史恵さんの新刊「はぶらし」を読みました。

脚本家として働いているが、彼氏と別れたばかりで、落ち込んでいる鈴音は36歳。
高校の時の部活の友人古澤水絵からの突然電話があり、久しぶりにあったあと、水絵が7歳の子どもを連れて転がり込んでくるはめに。

鈴音は、水絵たち親子に歯ブラシを貸しますが、新しいのを買ってきておいて、使用済みのものを返されます。こういう常識はずれの人間と一緒に暮らすことは大きなストレスです。
歯ブラシだけでなく、お風呂のお湯をはったままにしておくか、毎回落とすかという細かなところが他人どうしが一緒に暮らす上では、ぶつかる要因となります。
部屋を貸している部屋主と、居候している側との感覚のずれは、耐え難いものと思いますが、部屋主のほうが我慢を強いられる状況になっていくのが読んでいて辛いです。
自分の部屋なのに遠慮しながら生活するなんて・・・。

ミステリーではない近藤史恵の作品、細かな心の動き一つ一つが丁寧に描かれていて、このあとどうなるんだろう?と一気読みでした。

はぶらしはぶらし
近藤 史恵

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「狼ばば様の話」柏葉幸子 

「狼ばば様の話」を読みました。

昔話の研究をしているおばあちゃんと二人で大晦日を山里温泉で過ごすことになった瞳子。
おばあちゃんは、宿でピンチヒッターを頼まれ、山里温泉のいわれである「スガの平」の話を語ります。
この話が切なくて、心に残ります。
温泉のお湯が突然出なくなったことを知ったおばあちゃんは、スガの平にスキーで出かけようとします。
スキーのできない瞳子はひとり残されますが、そこで出会ったのは・・・。

ホテルやスキーという現代の物事と、昔話にでてくるような不思議なものたちの話とが、瞳子とおばあさんによって結び付けられて、一つの世界になる。見事です。

雪深い温泉を舞台にしたこの話、これからの季節に読むのにぴったりです。

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柏葉 幸子 安藤 貴代子

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あとでわかったのですが、シリーズものの3冊目だったのですね。
この1冊だけでも十分楽しめましたが、瞳子とおばあさんの話、もっと読みたいです。
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