「ランチのアッコちゃん」柚木麻子 

柚木麻子の「ランチのアッコちゃん」を読みました。
小さな出版社の派遣社員の三智子は、失恋して落ち込んでいるところを、上司のアッコ女史にランチの交換を提案されます。
三智子がアッコ女子のために毎日お弁当を作ってきて、そのかわり三智子はアッコ女史のいつものランチを食べてくる、という提案です。
月曜から金曜まで、違う場所で違うランチを食べるうちに、元気になっていくというのが第一話。

第二話は、別の職場でトラブルに巻き込まれた三智子が、出版社から別の道に転身したアッコ女史に出会い、その仕事を手伝うことになります。そのなかで、トラブルの解決法を見つけ出していく、という話。

第3話、第4話はまた別の登場人物が出てきますが、アッコ女史or三智子もちょっとだけ登場。
もっとこの二人の話を読みたかったな。

気軽に読めて、元気がでる一冊です。

ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん
柚木 麻子

双葉社 2013-04-17
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【ノンフィクション】「境界を生きる 性と生のはざまで」 

「境界を生きる 性と生のはざまで」を読む。

毎日新聞で連載の「境界を生きる」というシリーズを本にしたもの。
生まれつきのホルモンの異常や、染色体の異常により、見た目の性別と染色体上の性別が違ったり、あいまいだったりする「性分化疾患」。
身体的な性別と心理的な性別が一致せず、体に強い違和感を覚えて悩む「性同一性障害」。
性同一性障害は、ドラマなどで取り上げられることもあり、知っている人も多くなってきたと思うが、「性分化疾患」はまだまだ知られていない。

この本を読んで衝撃的だったのは、これらの疾患の人々の悩みは深く、自殺を選択する人が多い、ということだ。
今の日本では、男性には男性の、女性には女性の生きづらさがあるか、性別で悩む人々は、それらを超えた「生きづらさ」がある。自分で選んだのではない生まれつきの疾患により「死」を選ばざるを得なかった人々の悩みはどれだけ深かったのだろう。
日常生活においてちょっとした書類にも「男・女」の記載欄があり、こういう書類を記入するたびに大きなプレッシャーを受けることだろう。アイデンティティーの問題でもある。
学校生活も男子、女子とはっきりわかれて過ごすことが多く、登校することが苦痛になる。
就職や、法律面、治療にかかる費用など、いろんな面で差別や困難にぶちあたる。

本書では、先進的な例としてカナダの取り組みを紹介している。
彼らにどう対応していくか、ということが「人権」を守る国かどうかの試金石なのかもしれない。

ブログの記事では、この本の内容を十分に紹介できなくてもどかしく感じている。
この本の最後は、「無関心という『罪』をこれ以上深めてはならない。」という一文で締めくくられている。
ぜひ、多くの人にこの本を読んで、理解を深めてほしい。

境界を生きる 性と生のはざまで境界を生きる 性と生のはざまで
毎日新聞「境界を生きる」取材班

毎日新聞社 2013-02-26
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馬が出てくる物語いろいろ 

今日は馬がでてくる童話、児童書をご紹介します。

私が子どもの頃に好きだったのは、「黒馬物語」。
ブラックビューティーという名前の黒い馬の生涯を描いたお話です。

黒馬物語黒馬物語
アンナ シューエル 阿部 和江 ヴィクター アンブラス Anna Sewell

文園社 2003-10
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もう一つ忘れられないのは、「ドリトル先生」シリーズ。
動物の言葉を理解するお医者さんドリトル先生が、年老いた馬に老眼鏡を作ってあげたのは、シリーズ第一作の「ドリトル先生アフリカゆき」だったと思います。
ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))
ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))ヒュー・ロフティング 井伏 鱒二

岩波書店 2000-06-16
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「ドリトル先生のサーカス」でも馬たちが活躍します。
ドリトル先生のサーカス (岩波少年文庫 (024))ドリトル先生のサーカス (岩波少年文庫 (024))
ヒュー・ロフティング 井伏 鱒二

岩波書店 2000-06-16
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調べてみたら、新訳がでているのですね。今の子どもたちにはこちらのほうがわかりやすいと評判のようです。挿絵も新しくなっています。
新訳 ドリトル先生アフリカへ行く (角川つばさ文庫)新訳 ドリトル先生アフリカへ行く (角川つばさ文庫)
ヒュー・ロフティング patty

アスキー・メディアワークス 2011-05-30
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「ナルニア国物語」にも馬が登場しました。
特に印象的なのは、「馬と少年」。
貧しい漁夫の養子シャスタは、もの言う馬ブレーとともに逃げ出し、ナルニア国を目指します。
一緒に旅することになるのは、家出した貴族の娘シャスタともの言う牝馬フイン。
二人と二頭の冒険と成長の物語は、大好きで繰り返し読んだのを覚えています。
馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)
C.S. ルイス ポーリン・ベインズ

岩波書店 2000-11-17
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同じナルニア国物語の「魔術師のおい」でも、現実世界からナルニアに行き、子どもたちとともに冒険の旅をする馬が登場します。
魔術師のおい―ナルニア国ものがたり〈6〉 (岩波少年文庫)魔術師のおい―ナルニア国ものがたり〈6〉 (岩波少年文庫)
C.S. ルイス ポーリン・ベインズ

岩波書店 2000-11-17
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新しいところでは、映画化もされた「戦火の馬」がおすすめ。
戦火の馬戦火の馬
マイケル モーパーゴ Michael Morpurgo

評論社 2011-12
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馬の出てくる絵本 

午年にちなんで、馬の出てくる絵本をご紹介します。

いちばんのおすすめは、「スーホの白い馬」ですね。
モンゴルを舞台にした馬と少年の友情を描いたお話。馬頭琴という楽器のできたわけが語られます。

スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)
大塚 勇三 赤羽 末吉

福音館書店 1967-10-01
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安野光雅の「旅の絵本」シリーズは、馬に乗った旅人が、世界中を旅します。
小さい子どもたちは「ウォーリーを探せ」のように旅人を探しては楽しんでいました。
大人は、隠された名画や物語を探す楽しみがあります。いろんな物語を知っている大人のほうが楽しめるかも。
旅の絵本 (1) 中部ヨーロッパ編 (安野光雅の絵本)
旅の絵本 (1) 中部ヨーロッパ編 (安野光雅の絵本)安野 光雅

福音館書店 1977-04-15
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馬ではありませんが、やなせたかしさんの「にじいろのしまうま」も素敵なお話。
にじいろのしまうまにじいろのしまうま
こやま 峰子 やなせ たかし

金の星社 1996-05
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「ブレーメンのおんがくたい」に出てくるのは、馬ではなくて年老いたロバでした。
ブレーメンのおんがくたい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)ブレーメンのおんがくたい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
グリム ハンス・フィッシャー

福音館書店 2000-12-01
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馬が出てくる絵本って、意外と少ないですね。
明日は、馬が出てくる童話、児童書をご紹介する予定です。

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今年は午年。新聞ちぎり絵で年賀状を作りました。 

新年あけましておめでとうございます。

この一年が皆さんにとって、幸せな一年になりますように。


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こちらは、「新聞ちぎり絵」で作りました。

作り方はこちらの本を参考にしました。

誰にでも簡単にできる 新聞ちぎり絵-季節の挨拶状誰にでも簡単にできる 新聞ちぎり絵-季節の挨拶状
新聞ちぎり絵滝ノ水小組

一ツ橋書店 2009-11-13
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この本には、たくさんの見本が載っていて、同じ見本を使って作っても、作った人によって全く別の作品が出来上がるのも面白いです。
新聞ちぎり絵は、新聞のカラーのページを使いますので、材料費もかかりません。
だれでも簡単に楽しくできますので、冬休みに子どもたちと作ってみるのも楽しいかもしれません。

毎年友人たちと集まって、わいわい喋りながら作るのですが、子どもたちのほうが、独創的で素敵な作品をつくり上げるのでいつもびっくりです。

お正月の新聞はカラーページが多いので、ちぎり絵用に保存しておきます。

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