「シアター! 」有川浩
年末に読んだ本の感想、ぼちぼち書いていきます。
まずは、有川浩「シアター!」から。
夜中の仕事で寝不足だったのですが、読み始めたら途中でやめられず、結局最後まで読んでしまいました。
人気はあるのにお金がない小劇団「シアターフラッグ」。300万円の借金を背負って兄の司に泣きついた劇団主宰の春川巧。プロの声優としてのキャリアをもつ羽田千歳とともに、再出発した劇団ははたして再生できるのか?
小劇団のいろんな事情やかかえている問題、きっといろんな劇団に共通のものなのでしょうね。
あとがきにモデルとなった劇団の紹介も載っています。こういう裏話を知った上で芝居をみると、別の面白さがあるかも。
そしてこの小説で一番いい味出しているのが「鉄血宰相」春川司。
彼がいなかったら、この小説は成り立たない!
面白い小説が読みたい人はぜひ。ラブコメが苦手な人も大丈夫ですよ!
![]() | シアター! (メディアワークス文庫) アスキー・メディアワークス 2009-12-16 by G-Tools |
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コメント
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
「鉄血宰相」なのに心優しい司にーちゃん。
意外とラブコメ路線にならず、これで有川さんの読者層がまた広がりそうですね。
唐桑さんへ
唐桑さん、明けましておめでとうございます。
こちらこそ今年もどうぞよろしく。
司にーちゃんのファン、多いですね!
それぞれの登場人物の話、もっと読みたかった感じです。演劇やってない時はどんな生活やアルバイトをしているのか、など。借金の期限まで、まだ2年間あるわけで、続編が出るのかもしれませんね。
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします!
私も今年一発目は「シアター!」でした。面白くて一気読みでした。
お兄ちゃんカッコよかったですねっ!
なんかシリーズものになるみたいですよね・・。
司と千歳の間に恋が発展しそうな予感アリ!って感じがして、
一人でニマニマしてます・・(^^;
るるる☆さんへ
るるる☆さん、
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、今年もどうぞよろしく。
「シアター!」年明け一冊目にふさわしい前向きな話でよかったです。
シリーズ化ですか。「ガラスの仮面」のように、劇中劇でも楽しませてもらえそうですね。
ようやく図書館の順番が回ってきました。以前友人が小劇団のチラシ作製をしていたのですが、当然のようにノーギャラが当たり前だったそうです。
やはりいろいろ厳しい世界ですね。
あと読んでいて思ったのですが泣き虫主宰・巧と鉄血宰相・司兄弟はヘタリアのイタリアとドイツを思い出してしまいました。最初の巧が泣きついてくるところなんて特に…( ̄▽ ̄)
日月さんへ
日月さん、こんばんは~。
ヘタリアのイタリアとドイツですか・・・。確かにそんな感じですね。
下北サンデーズ、未読です。今度読んでみようかな。