「猫を抱いて象と泳ぐ」(小川洋子) 

小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」を読みました。

なんだか不思議な題名なのですが、読んでみたらなかみもやっぱり不思議な物語。

主人公は、リトル・アリョーヒンと呼ばれるチェスの名手。
回送バスに住む太った「マスター」にチェスを習う。
しかし、決して人前には姿を現さず、自動人形の下の狭いスペースに入って盤の下からチェスを指す。

孤独を愛し、友だちは、心の中に住む象のインディラと、女の子のミイラ、そして猫のポーンだけ。
彼がもっとも重視したのは、棋譜の美しさだった。


とても切ない話なのですが、詩的な文章と、チェスの奥深い世界に魅せられました。

作者の小川洋子さんは、チェスを全く知らなかったとのこと。
驚きです。

4163277501猫を抱いて象と泳ぐ
文藝春秋 2009-01-09

by G-Tools


↓いつもご協力ありがとうございます。
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
関連記事

コメント

チェスの奥深さ

本当に不思議なお話でしたね!でもとっても小川洋子さんらしい。

とても切なくて、でもなすすべもなく胸の痛む内容でしたが、不思議と読後感はよかったです。
リトル・アリョーヒンを誇りに思うミラの強さにも心をうたれました。

なぎさんへ

なぎさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

そうそう、切ないお話なのに、読後感がよい、不思議な本でした。
チェスの世界、もっと知りたいと思うけれど、この年で覚えられるものかな?なんて思っています。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://peacemaker9.blog113.fc2.com/tb.php/1051-5d342b35

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子

猫を抱いて象と泳ぐ 小川 洋子 JUGEMテーマ:読書 天才チェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの密やかな奇跡の物語。廃バスに住む巨漢のマスターに手ほどきを受け、マスターの愛猫ポーンを掻き抱き、デパートの屋上に閉じ込められた象インディラを心の友に、チェス...

小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』

猫を抱いて象と泳ぐ小川 洋子文藝春秋このアイテムの詳細を見る 今回は、小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』を紹介します。本書は、チェスに生涯をささげることになったリトル・アリョーヒンの一生を描いた小説です。全体的には彼をはじめ登場人物が温かいなと思う。彼のチ

  • [2010/07/06 19:33]
  • URL |
  • itchy1976の日記 |
  • TOP ▲