「雨にもまけず粗茶一服」松村栄子 

2月の末に、出張で京都に行くことになったので、京都関連の本を読みなおしたりしています。
「雨にもまけず粗茶一服」は、武家茶道「坂東巴流」家元の息子が、家出して京都に行く話、ということで読んでみました。

家元の息子、ということで将来を決められていることに反発し、髪を青く染めバンドをやっている友衛遊馬(あすま)。友人が京都に行くのに同行して、そのまま京都に居着いてしまいます。
京都で出会ったのは、一風変わった茶人たち。お茶菓子作りが趣味の坊主や公家装束で登場する高校教師など、彼らとの交流の中で、茶道に対する自分なりの考えをみつけていく遊馬。
お茶なんか嫌いだ、と言っているくせに、頼まれればお茶を点ててしまったり、自主的に剣道や弓道の練習も再開したりするのです。
一種の青春小説ですが、先祖伝来の茶杓紛失事件のようにミステリー風のところもあれば、悲恋物語もあり、茶道の世界を舞台としていることから、茶道に関する知識も得ることができるという盛り沢山の小説です。

昔習っていたお茶のお稽古の時の静けさと緊張感を、懐かしく思いながら読みました。

4861765579雨にもまけず粗茶一服〈上〉 (ピュアフル文庫)
ジャイブ 2008-09-10

by G-Tools

4861765838雨にもまけず粗茶一服〈下〉 (ピュアフル文庫)
ジャイブ 2008-11-10

by G-Tools


↓いつもご協力ありがとうございます。
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
関連記事

コメント

ありがとうございます。

「雨にもまけず粗茶一服」を読んで下さってありがとうございます。
この小説に出ていた”高田畳店”のモデルになった者です。本での親方はお茶をしていないのですが、本人はお茶を楽しんでおりますよ。
また宣伝になりますが、この本の続刊が12月9日「風にもまけず粗茶一服」として、遊馬が成長する過程が書かれておりますので、ぜひお読みになって下さい。

高田さんへ

高田さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
コメントのお返事がおそくなってしまいすみません。(出張で留守にしていたもので・・・)

小説のモデルの方からコメントいただけてるなんて感激です!
続編、遊馬がどんなふうになっているか楽しみです。ぜひ読ませてもらいます!
ところで、遊馬のモデルも実在するのですか?気になります。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://peacemaker9.blog113.fc2.com/tb.php/1057-0c6ad7f3