「エデン」近藤史恵
「エデン」は、近藤史恵の「サクリファイス (新潮文庫)」の続編です。
自転車ロードレースの世界が舞台。「サクリファイス」では、国内戦でしたが、「エデン」では、世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスが舞台です。
たった一人の日本人選手として憧れのツール・ド・フランスに参加した白石誓。しかし、チームが存亡の危機に。レースの進行とともに、明らかになる事実とは?
天候に左右されたり、体力だけでなくとっさの判断で状況が変わるため、年季と経験がものを言うロードレースという競技の面白さを伝えてくれる一冊でした。
前作「サクリファイス」の具体的なネタバレはないので、間違ってこちらから読んでしまってもOKと思いますが、順番に読むことをおすすめします。
![]() | エデン 新潮社 2010-03 by G-Tools |
「サクリファイス」を読んだあと、しばらく自転車関連本、いろいろ読んでいました。
その中で最高だったのが、ランス・アームストロングの「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」です。まだ紹介は書いていないので、今度書きますね。「エデン」を読んで、ツール・ド・フランスについてもっと知りたい思った方、「エデン」の世界をもっと楽しみたい方は、ぜひこちらをお読み下さい。癌の闘病記としても秀逸です。
![]() | ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫) 安次嶺 佳子 講談社 2008-06-13 by G-Tools |
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コメント
こんにちは
「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」は秀逸ですね。
この本で自転車競技に興味がわき、まず「サクリファイス」を読もうかどうか、考えているところです。
「エデン」はツール・ド・フランスが舞台なのですね。かなり読みたくなってきました。
牛くんの母さんへ
「エデン」を読んだ後ツール・ド・フランスのことを知りたいとは思っていたのですが、どれを読んだらいいのかわからなかったので、「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」今度読んでみようと思います。
mizutani.ryoma さんへ
mizutani.ryomaさん、こんばんは~。
「サクリファイス」は、おすすめですよ~。自転車に興味のなかった私でもはまりました。
「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」いいですよね~。いい文章がたくさんあって、何箇所もアンダーライン引きながら読んでました。そのうち、感想書きますね。
日月さんへ
「ただマイヨジョーヌのためでなく」は、ツール・ド・フランスで何度も優勝したランス・アームストロングの闘病記なんです。ツール・ド・フランスのこともわかるし、ひとりの男の生き方としても、胸に迫るものがあります。
アームストロングは、病気を克服し、去年のツール・ド・フランスにも出場したんですよ!
こんにちは、牛くんの母さん^^
エデンとランス・アームストロングの「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」の両方を取り上げられておられて、おおー!!同じ!!って、密かに感動していました(大げさだけどホントです(^^ゞ)
エデンもサクリファイスも凄く面白かったのですが、実話の凄さには圧倒されてしまいますよね。
PS ボックス!の映画ごらんになられたのですね。原作のイメージがどういう風になっているのか凄く興味あります★
latifaさんへ
latifaさん、こんばんは~。コメントありがとうございます。
「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」は、去年読んだ本の中でも特に感動した本でした。この本を読むきっかけになったのが、「サクリファイス」だっただけに、私の中でこの2冊はセットになっています。
他にも自転車が登場する小説、いくつか読んだのですが、ぼちぼち紹介していきますね。
「ボックス!」の映画、原作をうまく表現しているな、という部分と、ここはちがうでしょ!というところ、療法ありましたよ。ぜひ実際に見て楽しんでくださいね。
では、これからもどうぞよろしく。