「インビクタス~負けざる者たち」 

映画「インビクタス/負けざる者たち (クリント・イーストウッド 監督) 」が、とっても良かったので、原作本も読んでみました。

ワールドカップ当時、南アフリカ共和国に駐在していたジャーナリストによるノンフィクションです。マンデラ自身や周囲の人々、ラグビー関係者、そして敵対していた人々へのインタビューなどから構成したもの。
映画ではわからなかった南アフリカの様々な状況がわかり、とても興味深かったです。

「スプリングボクス」というナショナルチーム唯一の白人でない選手だったチェスター・ウィリアムズは、実は、廃止された「人工登録法」によれば、「カラード」(白人でも黒人でもインド人でもない人々)に属していて、黒人の言葉も話せず、アパルトヘイト時代にはアフリカ国防軍の軍曹だったこと。
チームの白人の中でも、大多数を占めるアフリカーナー(ブール人。オランダ系の白人)と、少数者である「イギリス人(イングリッシュマン)」との間には、確執があったこと。

マンデラ大統領が成し遂げたことは、黒人の開放だけではなく、「白人の(黒人による報復に対する恐怖からの)開放」でもあったこと。そして世界の目からも、彼らを開放したこと。

ワールドカップ会場での国旗のことも、映画を観たときはよくわからなかったので、次に観るときは気をつけて見てみようと思いました。
選手たちと国歌のエピソードや、ジャンボ機のことは、映画とは少し違うようでした。

前半は多くの人の紹介やインタビューがあり、ちょっと挫折しかけたのですが、後半の決勝戦へ向けてのところは、一気読みでした。

やはり、ネルソン・マンデラは偉大な人だったのですね。国民をひとつに結びつけるためなら、あらゆるものを利用するという信念をもち、立場が違う人であっても出会った人すべてを味方にする能力=魅力の持ち主だったのです。

4140814063インビクタス~負けざる者たち
八坂 ありさ
日本放送出版協会 2009-12-21

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DVD、まだ発売になっていませんが、出たらまた観ます。
B00322P8QOインビクタス/負けざる者たち (クリント・イーストウッド 監督) [DVD]


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