「それゆけ! おやじヘルパーズ 」 

「それゆけ! おやじヘルパーズ 」は、介護の現場に飛び込んだ還暦前後の男たちの奮戦記。
それぞれ異なる理由で介護の世界を目指し、「ホームヘルパー二級講座」を受講し、そこで出会った男性たち5人が、講座終了後に勉強会を立ち上げ、情報交換を続けていく。
他の仕事を定年まで勤めた彼らの目には、介護の世界の矛盾がよりくっきりと現れるのだった。

介護についての苦労話はきくことはあっても、身近なものでないだけに、この本はいろいろ参考になった。
介護保険法改正によりお年寄りが「介護予防地獄」に陥っているだけでなく、働いている人々も、疲れ果てていること。働いている人に絶望感があるのは、報酬の低さや仕事のきつさだけでなく、裁量の幅がない息苦しさがあるからだ、という。
介護の世界では、結婚退社は男がする、というのも初めて知った。介護の仕事が好きであったも、家族を持つとなるともっと稼げる仕事に変わらなければならないのだそうだ
また、障害児の外出の付き添いをするという「ガイドヘルプ」という仕事についてもこれまで知らなかった。

定年退職後に「蕎麦打ち男」にならずに、これまで女性の仕事とされてきた介護に挑戦した男たちに拍手を贈りたい。そして、新たな視点で、介護や介護で働く人々の待遇を改善していこう、あとに続くおやじたちをどんどん誕生させよう、という彼らの思いを応援していきたい。

4062824450それゆけ! おやじヘルパーズ (介護ライブラリー)
東田 勉
講談社 2009-11-27

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コメント

初めまして、牛君の母さんへ

 初めまして、タケと言います。
最近ブログを始めて、参考にいろいろなブログを拝見させていただいてます。この『それ行け親父ヘルパーズ』早速購入しようと思いますv-61
なぜかというと、僕も介護の仕事をしているからです。僕は結婚して2人の子持ちです。正直奥さんは全然グチを言わないでいてくれるけど、つらい思いせてると思います。
報酬は低く、仕事はきつく、やりがいだけでは食べていけません。v-40やっと少しずつ改善されつつあるけど、いまだに世間的に認められていない感じですね。
けど少しでもこういう本が売れれば、全国の介護に従事している人間が救われるような気がします。
よい本を紹介してくださってありがとうございます。

タケさんへ

タケさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

タケさんは、介護の仕事をしているのですね。介護の仕事は、もともとは女性の職場だったので賃金も安く抑えられているのだと思います。しかし、同性介護、ということでの男性の出番や活躍が期待されていると思います。そして男性が介護の現場にどんどん進出し、発言する中でこそ、報酬や待遇も変わってくるのだと思います。これからもがんばってください。そして、ブログなどでも介護の現場で感じた矛盾などをどんどん発言していってください。期待しています。

ありがとうございます。

そうですね。これからも介護業界の仲間のため、そして家族のため、声を大にして発言をしていこうと思います。
これからも宜しくお願いします。
それとリンクさせてくださいね。

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