「ぼくを忘れたスパイ」キース トムスン 

「ぼくを忘れたスパイ」は、今回の出張のおともに選んだ一冊(正確には上下巻なので2冊)。
やたらと移動距離の長い出張でしたが、この本のおかげで、苦になりませんでした。

チャーリーは、無職で競馬狂。借金に苦しんでいましたが、父が認知症になり、世話をしようとしたところ、命を狙われることになります。洗濯機を売っていたと思っていた父が実は、元スパイで、認知症のために機密を漏らすと危険なために抹殺されることになったのです。
ふだんは、現在の日時もわからない認知症の父が、いざという時には、スーパーマンのように力を発揮して危機を切り抜けます。

息子には本当の仕事を隠さなければならなかった父と、少しずつ心を通わせていく息子との関係が、いいスパイスとなっている小説でした。

4102176810ぼくを忘れたスパイ〈上〉 (新潮文庫)
キース トムスン Keith Thomson
新潮社 2010-09-29

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4102176829ぼくを忘れたスパイ〈下〉 (新潮文庫)
キース トムスン Keith Thomson
新潮社 2010-09-29

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コメント

こちらの感想を読んで、それで買ってきて読み始めました。
これはなかなかおもしろい!
今晩は寒いので、これから寝床に入って読みます。

ディックさんへ

ディックさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

冷戦が終わって以来、スパイ小説はぱっとしたのが出てないですからね。こういう元スパイがボケちゃったら、という切り口はよく考えたなと思います。
もっとも、現実には、こんなふうにいざという時にはスイッチが入って活躍する痴呆老人、というのはありえないのですが。

上巻を読み終えたところですが、タイミングをはかったようにスイッチが入ったり切れたり、緊迫したシーンでまで笑わせてくれて、楽しいです。

ディックさんへ

ディックさん、こんばんは~。
もう下巻も読み終えた頃でしょうか。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

>息子には本当の仕事を隠さなければならなかった父と、少しずつ心を通わせていく息子との関係が、いいスパイスとなっている小説でした。
大まじめに書いたら気恥ずかしい感じになるでしょうが、ユーモア混じりで描くので、かえって真情がこもっている感じでしたね。

ディックさん、こんばんは~。
これはありえない!などとツッコミいれながら読んでいましたが、それも作者の作戦だったのでしょうか。笑いの中の真情、たしかにそうでしたね。

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