「薔薇を拒む」近藤史恵 

近藤史恵の「薔薇を拒む」を読みました。

身寄りのない少年が、実業家の家族の静養先で3年間住み込みで働けば、その後大学の学費と生活費の援助をしてもらえる、という話に乗って、山奥の洋館に向かう。電車で一緒になったのは、同じように見た目の良いもう一人の少年。彼は父親が殺人犯という十字架を背負っている。
陸の孤島とも言ってよい場所にある洋館に暮らすのは、実業家の妻と、若い娘。管理を任されている男と、家庭教師の男、お手伝いの女性たち。

実業家はなぜ、若い娘が住む場所に、美しい少年たちを向かわせたのか。
そこに殺人事件が起こり・・・。

ミステリ、にしてはそれほどひねっていないし、山奥の洋館に美少女と少年たち、といった耽美的な雰囲気を味わうにしてももうちょっと詳しく描写してほしいな、とちょっと物足りない感じがしました。もっとも近藤史恵という作者には、「サクリファイス」の感動をもう一度、と期待が大きいので、評価が辛くなってしまうせいかもしれませんが。

4062162148薔薇を拒む
近藤 史恵
講談社 2010-05-27

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「薔薇を拒む」近藤史恵

JUGEMテーマ:読書 施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷