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【ノンフィクション】「エホバの証人の子どもたち―信仰の子らが語る、本当の姿」 

仕事で、エホバの証人の方々への対応に悩まされることがたまにあるので、「エホバの証人の子どもたち―信仰の子らが語る、本当の姿」を読んでみた。

親がエホバの証人という家庭に生まれ、エホバの証人の宗教的な考え方の中で育てられた筆者が、自分の小さい頃のことや、同じような境遇の子どもたちを取材した書いた本。
彼らは、通常の学校生活の中では、クリスマス会や誕生会などのふつうの行事に参加することも許されない。学校で宗教をつらぬくことが、勧誘活動として求められるのだ。そうでなければ、学校では友だちと同様に行動し、家に帰れば教義に従うという、二重生活を送るはめになる。

一番かわいそうだと思ったのは、親の世代は、自分の親と違う宗教を選ぶ自由があったのに、二世たちには、親と違う宗教を選ぶ自由がない、というところ。
「終末論」の恐怖や、絶対的な存在としての「エホバ」に対する悪の絶対的な化身としての「サタン」という二元論に基づいた教義を教わることにより、子どもたちは信仰から離れることに「恐怖」を感じるのだという。

子どもたちが幸せになれない宗教ってなんなのだろう。
「輸血拒否」は信教の自由で認められているが、子どもたちの命を危険にさらす権利が親にあるのか、と思ってしまう。

他のカルト宗教の子どもたちのことも描いた「カルトの子―心を盗まれた家族 (文春文庫)」もおすすめ。

エホバの証人の子どもたち―信仰の子らが語る、本当の姿
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