【ノンフィクション】「ぼくには数字が風景に見える」 

「ぼくには数字が風景に見える」は、語学と数学の天才、共感覚の持ち主のダニエル・タメットの手記。ダニエルは、サヴァン症候群とアスペルガー症候群という障害を持ち、人とのコミュニケーションや、周りの状況への適応に大きな困難を持つ。
小さい頃から、周りとは違う、と孤独な生き方をして来たが、リトアニアで英語を教えるという海外でのボランティアの経験を通し、成長してゆく。外国人として暮らすことにより、周りから違う人間として見られて当然、という環境の中でかえってのびのびと過ごすことができたようだ。

タイトルの「ぼくには数字が風景に見える」というのは、共感覚により数字に形や色を感じる、ということから来ている。原題は「Born on a Blue Day」。生年月日が青い色をしているので、水曜日だということがわかるのだという。

共感覚というのは、とても不思議で、興味深い。ダニエルにとっての数字の形は、計算をするのにとても役立つのだそうだ。また、π(円周率)を暗記して新記録を出すというイベントで、同じ病気(てんかん)の人たちのための寄付金集めも行なった。

アスペルガー症候群のために人付き合いが困難なダニエル。苦労してきただけあって、この本の文章からは優しさがにじみ出ている。本のカバー裏の写真も、とても素敵な笑顔だ。

4062139545ぼくには数字が風景に見える
古屋 美登里
講談社 2007-06-13

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