「トロイメライ」池上永一 

池上永一「トロイメライ」を読みました。

「トロイメライ」は、「テンペスト」と同じ時代の琉球国が舞台の連作短篇。
主人公の武太は、貧しい生まれで教養もないけれど、三線の名手。筑佐事(岡っ引き)に任命され、悪と戦おうと張り切っていますが、うまくいくこともそうでないことも。
琉球王朝の華やかさを描いたテンペストとは違って、貧しいながらもたくましい庶民の生活を描いており、人情の機微に触れながらの主人公の成長が楽しみな小説でした。

どの話にも「テンペスト」の登場人物がちょこっとずつ登場するのは、ファンサービスですね。表紙の絵も、よく見るとそれぞれの登場人物が描かれていて、探す楽しみがあります。

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池上 永一

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シリーズ化するのかなと思いましたら、すでに続編が発売されていました。
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トロイメライ

江戸時代末期の琉球を舞台にした、若い岡っ引きの捕物帳みたいな短篇集。『テンペスト』の外伝。エキゾチックな南洋の楽園だったらしいけど、厳しい現実に立ち向かう庶民もいて、 ...

  • [2014/02/21 09:10]
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