「四龍海城」乾ルカ 

乾ルカというのはなんだか気になる作家で、見つけると読んでしまいます。「四龍海城」も、乾ルカならではのファンタジー作品。

肉眼では見えるのに地図には載っていない、海の中に建つ塔のような建造物。近づくと神隠しにあう、と海岸に近寄ることは禁じられていた。
吃音のため、人と話すのが苦手な健太郎は一人で海岸にいて、塔に近づき、さらわれてしまう。
「出城料(シュツジョウリョウ)を払いなさい」と門番の老人に言われるが、持っていないため、戻れなくなってしまう。

城の中にいるのは、「城人」とよばれ無表情で働く人びとと、健太郎と同じようにさらわれた人びと。
健太郎は、同じ境遇の少年貴希と出会い、城の秘密を探り始める。
定時に流れる社歌と呼ばれる謎の音楽。
出城料と龍眼、イヤホン、そして耳栓以外は何でも売ってる売店。
どうやったら出られるのか。だんだん無気力になって城人にされるのを食い止めるにはどうしたらいいのか。
後からやってきた関という大学生も加わり、3人で行動していく。

少年二人の関係がいいですね。
表紙も二人です。

乾ルカの不思議な世界を堪能できる一冊でした。

四龍海城四龍海城
乾 ルカ

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コメント

はじめまして

はじめまして。
私の趣味は読書なのですが、乾ルカさんが気になるという共通点がとても嬉しく、コメントさせていただきます。
私は、図書館で乾ルカさんの作品を読んでます。

これからも、こちらのブログを参考にさせていただきたいです。

えりりさんへ

えりりさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
乾ルカさんの小説、独特の雰囲気があって、癖になります。
きっと、こういう小説が読みたい、という作品を自分で書いているのだろうなあと思ってしまいます。

えりりさんは、他にはどんな作家さんがお好きですか?

牛くんの母さんへ

お返事ありがとうございます。

牛くんの母さん、被災されていたんですね。
こういう時、どのような言葉をかけていいのか分かりませんが、ご無事で何よりです。

私は、乾ルカさんの他には、本多孝好さんが好きです。
好きな作家さんと聞かれた時には、本多さんの名前をあげてます(^-^)

彼の作品は、清潔感があって心理描写も素敵でオススメです。

他にも坂木司さんや石持浅海さん、小路幸也さんが好きなんです。

牛くんの母さんのように心に残る本の紹介してくださるブログと出会えて嬉しいです。

「ホ-ムレス歌人のいた冬」や中島京子さんや宮下奈都さんを読もうと思っています。

えりりさんへ

えりりさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。
本多孝好さんの小説は、「Story Seller」に載っていたので読んだことがあります。有川浩や近藤史恵という大好きな作家さんの小説が載っているので、いつも買っているのです。

宮下奈都さんもおすすめですよ~。

はじめまして

通りかかったので
拝見させていただきました^^

とてもわかりやすく
読んでみたくなるような文章ですね!

また拝見させていただきます^^

歩楽さんへ

歩楽さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

歩楽さんのブログも拝見させてもらいましたが、かわいいイラストのポストカードや、ハンドメイドの人形たち、と楽しませてもらいました。

では、また遊びに来てくださいね。

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