「安全靴とワルツ」森 深紅  

森 深紅の「安全靴とワルツ」、よく知らない作家さんだし、あまり期待しないで読んだのですが、なかなかよかったです。

自動車メーカーで働く坂本敦子は、長い工場勤務ののち本社へ出向となります。
本社では、小型車シンシアのモデルチェンジのプロジェクトの一員として様々なトラブルに立ち向かっていきます。

働く女性の立場から見た仕事小説ですが、こういうのは今まで読んだことがなかったなあ、と興味深く読みました。

主人公の敦子の上司、京子のセリフ。
「働く女は、みんな『赤い靴』を履いているのかもしれないわね。軽快に踊れている間は楽しくても、いつのまにか脱げなくなって、足を切り落としでもしない限り、やめられない」
なかなか深いです。

恋愛部分は、有川浩に比べるとあっさりしているようでいて、実は・・・。

この作家の本をもっと読んでみたい、これが2作目ということなので、今後もっと上手くなっていくのでは、とそんな気がします。次は、子育てしながら仕事をする女性たちのことを書いてほしいです。

安全靴とワルツ安全靴とワルツ
森 深紅

角川春樹事務所 2011-12
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コメント

読みました~

牛くんママさんのレビューに惹かれて読んでみました。

確かに、こういう本は読んだことないなぁ~。自動車メーカーの仕事も興味深くて、それでいて、確かに有川さんっぽいとこもありますね。

「赤い靴」わかる気します。
(深いですね!)
牛くんママさんのおかげで新しい作家さんに出会えたこと、感謝しています。

なぎさんへ

なぎさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。
この本、読んで気に入っていただけて、嬉しいです。

主人公の周りの女性達の働き方と人との関わり方。違ったタイプの女性たちを描き分けていましたね。

役員フロアに入るためのセキュリティカードがもらえなかった理由が、ドレスコード(運動靴を履いていたため)だったとか、忙しくて下着をコンビニで買うことに慣れてしまった、なんていう細かい所が書きこまれているのが、女性作家ならでは、と思いました。
今後の作品に期待です。


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