「動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか」津田 大介 

今が旬のtwitterについて書いた本「動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか」(津田大介)を読む。
10万人もの人を集めることができるツイッターの力の根源はどこにあるのか知りたかったから。

本書が出版されたのは、2012年4月10日。
金曜日ごとに行われる脱原発のデモが10万人規模になる前である。
「動員の革命」というタイトルが、現実になったわけだ。

著者は、ソーシャルメディア革命とは、「動員」の革命なのだ、と語り、「納豆」にたとえる。
納豆を一粒つまむと、粘りが次の豆につながるようなもの、という。
「行動する人にとっては、何かの行動に対して反応が返ってくるだけで動くモチベーションが維持できる」
とある。
なるほど、ツイッターは、リツイートという形でコピーして広めることが簡単であり、その反応が励ましにもなる、という仕組みなのだ。
フィードバックがあるからこそ、人は動き続けることができるのか。
そして、一人で飛び出したときに追随する2人目をどうつくるかが、、社会運動で重要だという。
この点については、具体的にどうすればいいか書かれていないのが、残念。

情報発信する際に、押さえなければならない5要素として以下のものがあげられている。
1.リアルタイム~速報性と伝播力
2.共感・協調~テレパシーのように共有しあう
3.リンク~具体的行動につながる
4.オープン~参加も離脱も簡単
5.プロセス~細切れの情報が興味を喚起する
これらの5要素が動員の革命を成功させるための大きな鍵になる、としてさらにビジネスや町おこしなどでソーシャルメディアをどう使うかについて述べている。

「ツイッターでイベント等の告知をする際、一番効果的なのは、1日前と当日のイベントが始まる3,4時間くらい前です。そのタイミングで告知するのがおすすめです。」(109ページ)というのもなるほど、と思った。

ソーシャルメディアの台頭で、マスメディアのあり方が変わっていく。今後、ソーシャルメディアで速報されたものを、検証するのがマスメディア、というように役割分担になるのでは、という指摘も。
スポンサーとなっている企業の思惑で、報道する内容が制限されている今のマスコミが、今後どういうふうに変わっていくのか、見ものだと思う。

寄付という文化が根付いていない日本で、お金を集める仕組みが今後どうなっていくかも注目すべき。

・・・ほかにも対談などいろんな内容の詰まった本でしたが、興味深いところだけメモがわりに書きました。詳細は本書を読んでくださいね。

動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ)動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
津田 大介

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今が旬のtwitterについて書いた本「動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか」(津田大介)を読む。10万人もの人を集めることができるツイッターの力の根源はどこにあるの

  • [2012/07/12 16:01]
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