「正しいパンツのたたみ方」南野忠晴 

この春、一人息子を東京の学校に送り出した友人が、「牛くんが高2のうちに、家事とか教えといたほうがいいよ。高3になったら受験勉強でそれどころじゃなくなるから」とアドバイスもらいました。
家にいた時は何もさせなかった息子が、一人暮らしすることになってとても心配で、もっと教えておけばよかったと反省しているのだそうです。

うちの息子もいずれ一人暮らしする時に大丈夫なように、少しずつ教えていきたいところですが、一緒に料理をするとか、そういう時間も作れません。

何か方法はないかと思っていたら、「正しいパンツのたたみ方~新しい家庭科勉強法」という本を見つけました。

男性の家庭科教師が書いた家庭科の本ですから、男の子が一人暮らしをする時に使えるマニュアル本なのかと思い、まず私が読んでみました。
すると、中身はマニュアル本ではなくて、「生活すること」「生きること」に関するもっと根本的なところについて書いた本だったので、驚きました。

「1章 いま、生きているワタシ」では、自立して生きるとはどういうことか。
「2章 家族の中で生きる」では、高校生の思う家族の形から入って、いろいろな家族の形について、考えます。
「3章 社会の中で生きている」では、働くことの意味や、賢い消費者になるにはどうしたらいいか、労働法についてなど。
「終章 ゆたかに生きるためのスキル」では、恋愛関係やDVについても言及。

なんと深い中身の本なのでした。
授業の中での高校生の反応なども紹介しながら進んでいくので、中学生や高校生が読んでもわかりやすく、著者の問いかけに自分も考えながら読み進むことができると思います。
この本を読んで考えたことを読書感想文に書くのもいいかもしれません。

ぜひ中学生や高校生、大学生にも読んでほしい1冊ですが、大人が読んでも触発されるところがいっぱいある本です。

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)
南野 忠晴

岩波書店 2011-02-19
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コメント

タイトルがすごく気になります。
ただ単に生活するための知恵などではなく、「生きること」まで書かれているなんて深いですね。

ジュリさんへ

ジュリさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

タイトルの「正しいパンツのたたみ方」ですが、本書を読んでもらうとわかるのですが、深い話なのです。
夫婦二人暮らしで共働きのAさん(男性)が、家事も積極的にやっているが、洗濯物をたたむと、妻から「また違っている・・・」と言われてしまう、どうしたらいいか、という発言があったそうです。
たたみ方にこだわる妻と話し合えないAさんの関係に問題があるのかもしれない、と著者は書いています。

たたみ方にこだわることは悪いことではないが、一方で相手のたたみ方を尊重する姿勢も大切、とパンツのたたみ方をきっかけに、人と人との関係に思いを馳せる著者の姿勢に感動しました。

ちなみにパンツのたたみ方は、各家庭、あるいは人によって何種類ものたたみ方があって、どれが正しいということはないようです(笑)

お久しぶりです!お元気ですか???
うさぎちゃんもお元気ですか^x-

姪も困ったチャンなので、この本は良いなぁ~と思いました。

東京の大学に入学したのですが、おじいちゃんおばあちゃんの家に下宿。
やりたい放題ーx-

バイトも片手で足りるくらいの日数しか行かず、「一人暮らししたい!」ばかり。
何不自由なく暮らしている子には、文章でさりげなく・・・そしてキャッチーな名前が良い気もします^x-

本屋さんに行ってみま~す。

emaさんへ

emaさん、こんにちは~。
コメントありがとうございます。

我が家の動物たち、暑い夏もなんとか乗り越え元気にしてますよ~。

この本は、家事のノウハウを知らせる本ではなく自立した生活人になるための心構えなどが読み取れる本で、一人暮らしを始める人だけでなく、これから家族を持つ人、家族と暮らしている人、だれにとっても得るところがある本だと思います。
おすすめですよ~。

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