「夜中に犬に起こった奇妙な事件」マーク・ハッドン 

「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を読みました。

主人公は、多分自閉症と思われる障害のある少年クリストファー。近所の家の犬が殺されているのを朝に発見し、犯人を探しながら、この事件をミステリ小説として書こうとする。

人に触られるのが嫌い、黄色と茶色は嫌い、皿の上で食べ物どうしがくっつくのが嫌い、他人の感情が理解できない、など自分の中のルールがあったり苦手なこともたくさんあるけれど、数学に関しては天才。
彼にはこの世界がどう見えているのかがよくわかり、数学的なセンスのある文章は寺田寅彦の随筆を思い出させる。
章の番号が1から始まらずに、2から始まる素数を選んだというのもクリストファーらしい。

事件の真相はそんなに楽しいものでもないのだが、後半の冒険も、目が離せない。
彼の障害を理解して上手く付き合っているお父さんが偉い。

こんな素敵な物語があったなんて、知らなかった。
期末試験が終わったら、うちの高校生にも読ませよう。

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