「はぶらし」近藤史恵 

大好きな作家近藤史恵さんの新刊「はぶらし」を読みました。

脚本家として働いているが、彼氏と別れたばかりで、落ち込んでいる鈴音は36歳。
高校の時の部活の友人古澤水絵からの突然電話があり、久しぶりにあったあと、水絵が7歳の子どもを連れて転がり込んでくるはめに。

鈴音は、水絵たち親子に歯ブラシを貸しますが、新しいのを買ってきておいて、使用済みのものを返されます。こういう常識はずれの人間と一緒に暮らすことは大きなストレスです。
歯ブラシだけでなく、お風呂のお湯をはったままにしておくか、毎回落とすかという細かなところが他人どうしが一緒に暮らす上では、ぶつかる要因となります。
部屋を貸している部屋主と、居候している側との感覚のずれは、耐え難いものと思いますが、部屋主のほうが我慢を強いられる状況になっていくのが読んでいて辛いです。
自分の部屋なのに遠慮しながら生活するなんて・・・。

ミステリーではない近藤史恵の作品、細かな心の動き一つ一つが丁寧に描かれていて、このあとどうなるんだろう?と一気読みでした。

はぶらしはぶらし
近藤 史恵

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コメント

こんばんは。TBありがとうございました。
読んでいて不快感しか感じませんでした。
特にタイトルにもなっている歯ブラシのくだりは怖さすら感じました。
近藤さんは人の心理を書くのが上手いですね。

苗坊さんへ

苗坊さん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

確かに不快感はありましたが、最後に救いがあったので、よしとしました。
いらいらするだけの小説だったら紹介する気がなくなったかもしれません。

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