「卵をめぐる祖父の戦争」デイヴィッド ベニオフ  

前から気になっていてなかなか読めなかった本「卵をめぐる祖父の戦争」をようやく読みました。
評判通りの読み応えのある作品でした。

作家のデイヴィッドが、祖父に戦争の話を聞かせて、と頼むところから始まります。
1924年の冬、ドイツ包囲下のレニングラードに暮らす17歳だった祖父は、死んだドイツ兵の所持品を略奪した罪で捕まり、軍の大佐の娘の結婚式のために卵を調達することを命令されます。どこにも食糧がなく誰もがひもじい思いをしている中で、卵だなんて・・・。相棒は、脱走兵として捕まったコーリャという饒舌な青年兵。
二人の珍道中というか、冒険の旅の行方は・・・。

戦時中の暮らしの過酷さや、生き延びることの大変さの中での、二人の若い男たちのユーモアあふれる会話。
皮肉な運命や、女性との出会い。
たった数日間の出来事なのに、祖父の一生の中では最も密度の濃い一週間だったのでしょう。

これを読んでいる間、現実を忘れてどっぷりと物語の世界に浸り充実した読書の時間を過ごせました。
おすすめの1冊です。

卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)
デイヴィッド ベニオフ 田口 俊樹

早川書房 2011-12-05
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コメント

私も、この作品好きです。
ちょっと皮肉めいたところが。
映画化したらいいのに、と思ってます。

ゆうさんへ

ゆうさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

ユーモアとペーソス、冒険と恋愛、いろんなことが凝縮されていて読み応えある作品でした。
映画化ですか!
読んでいて映像が目に浮かぶような描写が多かったですよね。作者はもともと脚本家だったと知り納得。映画化は実現するかもしれませんね。でも、、、原作のほうがよかった、という感想を持つのでは、という予感もします。

作者は脚本家だったのですね。なるほど合点がいきました。

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