「アヴェ・マリアのヴァイオリン 」香川宜子  

「アヴェ・マリアのヴァイオリン 」を読みました。

徳島に住む14歳の女の子あすかは、ヴァイオリンを習っていて将来はヴァイオリンが弾けるような仕事がしたいと漠然と考えているが、親は医師になれ、という。ある日、楽器商から紹介され古いヴァイオリンと出会う。
そのヴァイオリンの来歴を知りたいとポーランド人のカルザス氏と会い、もともとの持ち主だったハンナの話を聞く。
ハンナは、アウシュビッツ強制収容所で音楽隊にいたのだ・・・。

収容所で待ち受けていた過酷な運命。
ヴァイオリンの腕前のおかげでハンナだけは命が助かったが、家族は全員亡くなってしまう。
残忍なナチス親衛隊のために音楽を演奏しなくてはならないという音楽隊のメンバーの苦悩。
他のユダヤ人はみな死んでしまうのに自分だけ助かっていいのか、という思い。

この本で読書感想文を書くなら、音楽が人間にどういう影響を与えるか、ということについての感想を述べてみたり、音楽を習っている人なら、音楽が自分にとってどういう意味を持つか、ということについて書いてみてもいいかもしれませんね。
主人公あすかが将来について悩んでいたように、自分の将来について、自分が思っていることと親が思っていることのギャップについて述べるというのもいいのでは。

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香川 宜子

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コメント

ご紹介いただき、ありがとうございます!こういうところを書くといいのでは?はいいですね。路上のストライカーも生命の・・も読んでみましたが、アヴェマリア・・・が書きやすいと思います。考える視点がたくさん、ありますからね。それに、もうちょっと付け加えれば、ハンナは過酷な中でもとりあえず、明日しなくてはいけないことがあり、同じ境遇の仲間がいて、お互いが慈愛で助け合い、そうして、自分は役に立っている。しかし平和が戻っても、あすかの心はどうだったでしょうか?平和と個々の平穏とはまた別ですね。みなさんも自分さがしとは、自分が生きていく上での価値を探してる、平和になったときのハンナと同じ苦しみでもがいているかもしれませんね。それが見つかった時、ハンナにも本当の平和が来たのでしょう。

香川宜子さんへ

香川宜子さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
著者の方ご自身からコメント戴くなんて光栄です。

ブログ記事には書きませんでしたが、徳島のドイツ兵俘虜収容所の話のところも興味深く読ませていただきました。

若い読者がこの本をきっかけに自分の生き方や、平和について考えるようになれば、作者冥利につきますね。

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