「海うそ」梨木香歩 

「海うそ」(梨木香歩)を読みました。

昭和の初め、南九州の小さな島「遅島」を調査のため訪れた人文地理学者の秋野は、地元の老夫婦の家に宿を借り、地元の青年をガイドに島をめぐりながら、島の歴史や自然について調査していく。
廃仏毀釈、修験道、平家の落人伝説、民間宗教など失われたものたち。
秋野の体験した「喪失」と島が被った「喪失」とがどんどんリンクしていく。

残された地図に書かれていた「海うそ」とはなんのことか探しながら島をめぐっていく秋野。
表紙裏に掲載されている地図を見ながら読んでいるうちに、島の空気を感じるような不思議な読書体験を味わった。

島を離れた後、いきなり50年後にとぶ、というのもすごい。
梨木香歩というのはやはり気になる作家のひとりである。

海うそ海うそ
梨木 香歩

岩波書店 2014-04-10
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