「自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心」 

「自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心」を読みました。

自閉症と診断され、日常会話にも苦労している東田直樹さん本人が、パソコンを利用することにより表現する力を身につけ、自閉症に関する質問に対する回答をパソコンを通して表現したもの。

自閉症の人の不思議な行動の意味がよくわかりました。
そして、周りから見ると困った行動も、本人は好きでやっているのではないこと。脳が勝手に命令していて、やめたいのにやめられない状況になっているのだそうです。
時間の感覚や、記憶がほかの人とは違っていること。
自分のために親が悲しむことがつらい、ということなどが表現されていて、外見からはわからない彼らのつらさや悲しさが伝わってきます。

「自閉症についてどう思いますか?」という質問に対し、答えた文章の中の「太古の昔からタイムスリップしてきたような人間なのです。」という一節が強く印象に残っています。

ぜひ多くの人に読んでほしい一冊です。
NHKの映像もあわせてどうぞ。

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心
東田 直樹

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「続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡」は、高校生になった東田直樹さんが書いたもの。前作よりも多くの質問に対する答えがえがかれています。。

続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡
東田 直樹

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以前読んだ小説ですが、「くらやみの速さはどれくらい」もとても素敵な小説です。
近未来が舞台で、自閉症者のルウが主人公。彼は仕事も趣味も持って暮らしているけれど、脳手術で自閉症を治すことを勧められ・・・、というお話。21世紀の「アルジャーノン」に例えられることも多いようです。おすすめですよ~。

くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)
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コメント

おはようございます

以前 NHKの番組で 東田 直樹さんと
お父様だったと思うのですが出演されていたのをたまたま見ました。
「くらやみの速さはどれくらい」と共に
図書館に予約します。
ありがとう

えぞももんがさんへ

えぞももんがさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

毎日寒いですね~。
こちらも雪が積もって、道路が大変です。
庭のエサ台を新しくして、パンの耳とかしけったシリアルを載せたら、小鳥たちがたくさんやってきました。
ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、つぐみ、そしてもちろんたくさんのスズメたち。庭がにぎやかになっていました。

さて、東田直樹さんの番組、私がみたものでは、お母様と出演されていて、この本を翻訳して海外に紹介した外国の作家さんと対談していました。
とても素敵な文章を書くかたです。
ぜひお読みください。

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