「“ゆとり世代"を即戦力にする50の方法」(井上 健一郎) 

「“ゆとり世代"を即戦力にする50の方法」を読みました。

今どきの若い人たちは、何を考えているんだろう?という疑問を持っていたのですが、それに応えてくれるような内容でした。

「ゆとり世代」といわれる人たちの特徴として、物欲がない、安全志向が強い、ネット情報に依存している、仲間意識がちがっている(SNSがあるから空間で距離があっても仲間でいられる)、などがあげられています。

なんでもネットで調べれば答えが見つかると思っている、というのも面白いなと思いました。今どきの人たちは、何か質問するとすぐに、スマホで検索し始めますからね。
でも、うまい質問さえすれば、自分で答えを探してくる、という側面もあるわけです。

「自分へのマイナス評価を気にする」というのもありました。
わからないことを人に聞けない新人、というのもここから来るのでしょうか。
先輩たちが「そんな事、聞いてくれればいいのに!」というようなことも聞かずに、自己判断で行って失敗する、というのも耳にします。

「叱るとめげやすい」
これもありますね。親や教師に怒られた経験が少ないためでしょうか。

「言われていないことはやらない」ことへの対策は、視野を広げるために、チーム内のすべての仕事を体験させる、朝礼のやり方を変え、小集団で「最近の自分の仕事の状況」「きのう気づいたこと」「今日、協力してほしいこと」について話し合うスタイルに帰るという方法が書いてありました。もっと他にもないのかな。本人に気づいてもらうしかないし、その方法を工夫する、ということなのでしょうか。

強みを生かす方法もいろいろ紹介されていました。
「聞けば案外いいことを言う」⇒自分からは発信しないので、気づいたことを引き出す工夫をする。ただし、絶対に否定しないこと。
「情報過多にも戸惑わない」⇒思い切って情報を預けてみる。

一人前に育てる技術、としては、
「傍観者にさせない」⇒自分のできることを言わせ、当事者意識を持たせる。
「信頼関係のために大いに叱る」⇒チームのためにならないことは許してはならない。
「全体像をつかめる場に連れ出す」⇒どんどん新しいことを体験させる。
など。

放置せずこまめにコミュニケーションを取ることに尽きるようです。

4471011278“ゆとり世代"を即戦力にする50の方法
井上 健一郎
高橋書店 2013-04-02

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