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「一応の推定」(広川 純) 

東京に出張した時、空いた時間に入った「ブックファースト」で、「PUHS! 1st.」(ブックファーストのイチオシ本)というコーナーがありました。
ブックファーストのスタッフが、多くの既刊本の中から、埋もれてしまうには惜しい本を紹介する、というコンセプト。
私も好きな「ダックコール」や「人間はどこまで耐えられるのか」が選ばれており、興味を持ちました。
その中から2冊ほど選んで、ホテルの部屋で読みました。

1冊目は、広川純の「一応の推定」です。

駅のホームから転落した老人は、事故死だったのか?それとも保険金目当ての自殺だったのか?
老人の孫娘は、海外へ渡航しての心臓移植のための費用が必要な状況。
遺書はないが、カバンが立てかけてあったところから、自殺の可能性も捨てきれない・・・。
ベテランの保険調査員村越が、地道に調査に取り組みます。
その中で見えてきた真実とは?

2006年に書かれた本作と、現在の臓器移植をめぐる状況は異なっていますが、小説としてのこの作品の価値は変わらず、プロとしての矜持を持って「真実」を追及する保険調査員を描き、上質なミステリーとなっています。
この本を薦めてくれた「ブックファースト」の書店員さんたちに感謝。

一応の推定 (文春文庫)一応の推定 (文春文庫)
広川 純

文藝春秋 2009-06-10
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