「トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録」 

「トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録」は、占領軍としてやってきた米従軍カメラマンジョー・オダネル氏が、私用のカメラで残した写真による写真集。

被爆直後の広島、長崎の空からの写真は、当時の日本人には撮ることができないので、貴重なものだ。
爆心地の広い廃墟。
歩き回っていて一番辛かったのは、生き物の存在があたりにまるで感じられないことだったという。

ジープでは瓦礫におおわれた道を進めないため、途中からは馬を買い、馬とともにどこへでも撮影に向かった。
帰国後には、残留放射能による健康被害にも苦しんだという。

たくさんの写真を、あまりに辛い記憶に半世紀の間、トランクの中に封印していたが、どうしても忘れられずに、世の中に出したのがこの写真集。
写真に添えられた文章も味わい深い。

日本や各国で、写真展を開催したそうだがアメリカでは、在郷軍人の反対のため、写真展を開けなかったという。
なぜアメリカ人は写真展に反対したのだろう。
こんなに残酷なことを自分たちが行った、ということを国民に知らせたくなかったからだろうか・・・。

トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録
Joe O’Donnell


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