「組織を強くする技術の伝え方」 

4月から、私の職場にも新人がやってきます。
4月の1ヶ月間は、新人に基本的な手技を指導するのがわたしの主な仕事になるわけです。

以前読んだ「組織を強くする技術の伝え方」を再読してみました
この本は、「失敗学のすすめ (講談社文庫)」で有名な畑村洋太郎氏が書いたもの。

この本では、技術が伝わらなかったことにより起きた事例として、「回転ドア」による死亡事故やJCOの臨界事故の例を最初にあげ、技術を伝えることの大切さを示しています。

技術を伝えるためには、伝える側だけがいくら努力しても、伝えられる側に「受け入れの素地」がなくてはならない、としています。
正しく伝えるためのポイントとして、以下の5つをあげています。
1 まず体験させろ
2 はじめに全体を見せろ
3 やらせたことの結果を必ず確認しろ
4 一度に全部を伝える必要はない
5 個はそれぞれ違うことを認めろ

4とか5は、なかなか難しいですね。つい伝えたいことをすべて口に出してしまったり、相手の理解度まで考えずにこちらが重要とおもうことを次々と話したりしているのかもしれません。

また第6章では、「陰陽二つの世界を見せろ」として、マニュアルなどで正しいやり方だけを示した場合、時間の経過とともに技術の伝達が形骸化してしまう、とあります。正しいやり方を書いてある紙の裏側のほうにでも正しいやり方からはずれた時にどんなことが起こるかを書き加えると、途端に立体的な見せ方ができるのだそうです。過去の実例を活用するということですね。

新人たちが、一日でもはやく一人前になるよう、いろいろ工夫していこうと思います。

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)
畑村 洋太郎


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コメント

強くしようかなあ?(笑)

牛くんの母さん、こんにちは~。

これ、書店で迷って 結局
「自分の考えをまとめる技術」を選んだんですが・・・

会社をやめて随分になりますが、家庭の中でも社会性って必要ですね~。
社会性が「もえかす」になってるので(笑)、時々ビジネス書を読んで 
頭のリハビリをしています♪まあ、伝える技術はないのですけど(!)、
次回は いってみようかしら~。

うだきちさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

畑村洋太郎氏の本は、何冊か持っていますが、面白いです。「失敗学」という発想、そして「失敗学のすすめ」というタイトルが成功でしたね。
「自分の考えをまとめる技術」は未読です。

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