「武士道シックスティーン」(誉田 哲也) 

「武士道シックスティーン」は、女子剣道部を舞台にした小説。

幼い頃から剣道一筋で宮本武蔵を愛読する磯山香織と、元は日舞をやっていて家庭の事情で剣道にくらがえした甲元(西荻)早苗。
ふたりの出会いは、中学時代の試合。早苗に不覚の一敗を喫した香織は、「敵国」に乗り込む心構えで、早苗と同じ高校に進学する。
こんな弱い相手に、なぜ負けたのか?を問い続ける香織。
一方の早苗は、香織の一途さを最初は理解できない。

章ごとに視点が入れ替わり、それぞれの剣道への思いや、家族との確執などがえがかれる。
剣道への思いも、性格もまったく違う二人の少女の間に、いつのまにか友情が芽生えるのも面白い。

剣道を全くやったことのない私でも十分楽しめた。
爽やかな読後感が味わえる青春小説の逸品。

栞ひもが紅白の2本なのは、剣道の試合のたすきにちなんでいるらしい。
凝ってますね。

4163261605武士道シックスティーン
文藝春秋 2007-07

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<追記>2010年2月、文庫化されました。
4167780011武士道シックスティーン (文春文庫)
文藝春秋 2010-02-10

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コメント

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あかねさん、コメントありがとうございます。
リンク、大歓迎です。
よろしくお願いします。

初めまして。

こんにちは。
TBどうもありがとうございました!
剣道経験がなくてもとっても楽しめる作品でしたね。
香織と早苗という対照的な二人が、少しずつ分かり合って友情を深めていく様子が清々しく、夢中になって読みました。

TBが送れないようです。FC2との相性がどうも悪いようなんです;;;なので、コメントのみで失礼します。

すずなさん、
コメントありがとうございます。
fc2のTB、こちらから送れない時もあるのですが、受け取れない時もあるのですね。不具合なのかな?

私も剣道未経験なのですが、章ごとに挿絵で剣道の用語が解説してあったりして、親切な本でしたね。
「残心」という言葉はこの本を読んで初めて知りました。

こんばんは。
TBありがとうございました。
ブログをしばらくお休みしていたので、お返しに伺うのが遅れてすみません。
読後感の爽やかなスポーツ青春小説、いっきに面白く読みました。
性格の違うふたりが心通わせていく過程もよかったです。

雪芽さん、コメントありがとうございます。
ブログ再開されたのですね。お休み中に文楽を見に行かれたとのこと。「仏果を得ず」を読んでから、一度、文楽を見てみたい、と思いながら願いがかなっておりません。感想楽しみにしています。

牛くんの母さんへ
こちらのブログの紹介で気になって読んでみました。

でも、当初は香織のジャックナイフっぷりにちょっとついていけない面があったり、香織のスランプの原因が私にはいまいちわかりづらかったのですが、終盤、剣を合わせる二人はまるで剣で会話しているようでした。
続編も読んでみようと思います。

万城目学さんの「鹿男あをによし」の中でも剣道のシーンがでてくるのですが、こちらも描写が美しく、臨場感にあふれています。(^^)

さわやかな読後感ですよね。
それぞれの家族との関係もしっかり描かれていて、温かい。
でも早苗のおねえちゃんとおかあさんには・・(^^;楽しいけど!
続きが早く読みたいです!!
セブンティーン後も続きそうですか?

日月さん、こんばんは~。
香織みたいな女子高生、実在はしないでしょうが、小説としては楽しめました。
「鹿男あをによし」は未読です。こちらも剣道が出てくるのですね。今度読んでみます。

るるる☆さん、こんばんは~。
るるる☆さんも「武士道シックスティーン」読まれたのですね!
続編もよいですよ~。
「エイティーン」もきっと出ると思います!最後の高総体がメインになることでしょう。

TB ありがとうございました。
いいお話でしたね。子どもたちに“武士道”や勝ち負けについて教えられる父親にならなきゃなあ、なんて思ってしまいました。
こちらからもTBさせて頂きます。

Iamfiveさん、こんばんは~。
コメント&TBありがとうございました。

なるほど、この小説の面白さに男性陣の存在感の大きさがあったのですね。
作者が男性だからなのかな。

じつはですね、ぼくも昨日『セブンティーン』のほうを読み終えました。
続編なりの工夫もあって、またまたよい作品になっていますね。次へ行かなくては…(笑)

ディックさんへ

ディックさん、こんばんは~。
私はエイティーンまで、読みましたよ。
エイティーンは、違う登場人物の視点の部分もあり、より深いです。
お楽しみに!

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