【ノンフィクション】矢田部 孝司+あつ子「お父さんはやってない」
周防監督の話題作「それでもボクはやってない」のDVDを観た。通勤電車の中での痴漢に間違われた青年の裁判を描いた作品。
地味な映画だが、今の日本の司法の問題点を鋭く描いている。
周防監督がこの映画を作るきっかけになった痴漢冤罪事件の当事者とその家族が書いたのが「お父さんはやってない」である。
通勤電車の中で痴漢と間違えられたために、職を失い、留置場に入れられ、家族と会えなくなり、つらい思いをした矢田部さんと、夫を信じてともに裁判を闘った奥さんによる手記。
有罪率99.8%の日本の裁判制度と闘うのはどれだけ大変だったことか。
矢田部あつ子さんによる「あとがき」より。
>逮捕、拘留、裁判……は、日常生活に決して無縁なことではなく、冤罪の恐怖はある日突然、誰にでも降りかかる。
そして、平和な日々の中で、政治や世の中の動きに目を凝らし、いい加減な政治を見過ごさないことが、子どもたちの将来を守っていくことにつながるのだということ信じながら、不穏なニュースが流れるたびに、親として考えさせられる毎日を送っている。
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- [2007/09/08 12:08]
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コメント
こんばんは。
映画を見て、この本が気になっていたのでした。
読んでみます!
ななさん、こんばんは。
映画では独身青年が主人公ですが、こちらの手記は、子どもたち2人の父親が冤罪の被害者です。
本の表紙の小さな文字は、子どもが書いた作文なんです。
お父さんが「痴漢」の犯人に仕立て上げられ、拘留されつづけたら、子どもたちもつらかったことと思います。
冤罪事件は、本人だけでなく、家族も大きく傷つけるものだとわかります。