「かぐや」打ち上げの日に・・・川端 裕人「夏のロケット」 

今日(9月14日)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工が、月周回衛星「かぐや」を搭載したH2Aロケット13号機の打ち上げに成功した。米アポロ計画が約40年前に始まって以来、最大の月探査計画が始動したということだ。今回の打ち上げ業務は、初の民間企業によるものだという。

「川の名前」で川端裕人にはまった私が2冊目に選んだのが「夏のロケット」。きのう読み終えたばっかりのところに、今日のこのニュースだったので、偶然にとてもびっくりしている。

「夏のロケット」は、火星に憧れてロケット打ち上げに取り組んだ高校生たちのその後の冒険を、ミサイル爆発事件の謎解きとからめて描いた青春小説。

高校生時代に天文部で自作ロケットの打ち上げ実験を繰り返し、自分たちで火星に行く夢を持っていた5人は、卒業後、それぞれ別の進路に進む。やがて、それぞれの生き方が、ロケット打ち上げという目的に向け一つに集約されていく。警察に追われながらも打ち上げを成功させようと必死になる姿に、読者は、応援しながら読み進めることになる。

自分たちで火星に行くだけでなく、ビジネスとして成り立たせるにはどうしたらいいか、コストをできるだけ下げるにはどうするか、などを真剣に検討する彼ら。
ハイテク産業ではなく、町工場や刀鍛冶の職人の力を借りて、ロケットの試作品を作っていく。

すでに何人もの日本人が宇宙飛行士になり、宇宙に行くことが荒唐無稽な夢ではなくなった現代。今どきの子どもたちは、宇宙に行きたいと夢みることがあるのだろうか。
夢を忘れないでという著者からのメッセージ・・・若い人たちにも、ぜひ読んでほしい1冊だ。

4167662019夏のロケット (文春文庫)
文藝春秋 2002-05

by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://peacemaker9.blog113.fc2.com/tb.php/83-bd0a2701

かぐや

かぐやかぐや (SELENE) とは、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が2007年9月14日に打ち上げた月周回宇宙探査機|探査機で、アメリカ航空宇宙局 (NASA) のアポロ計画以降、最大の月探査計画といわれている。SELENE(セレーネ)が正式名称であったが、「かぐや」

  • [2007/10/04 05:38]
  • URL |
  • まなみの部屋 |
  • TOP ▲