「女信長」 佐藤賢一 

佐藤賢一「女信長」を読みました。
結構分厚い本だし、歴史小説だし、読むのに時間がかかるかな・・・と思っていましたが、読み始めたら、ひきこまれて、ついつい最後まで読んでしまいました。

織田信長が実は、女だった、という設定で、歴史を別の面から読ませてくれます。
よしながふみの「大奥」は、徳川将軍は代々女性だった、という設定ですが、こちらは織田信長ひとり。信長の奇行や、作戦、政策などが、すべて女だからできた発想だというのです。
男は土地にこだわるが、女はそうではない。男は自分ひとりが功績をあげればよい、とするが一人の働きではなく全体で勝つことが大事とする。商売についても、物の値段は安ければ安いほどよい、として楽市楽座を導入したのも女ならでは。

妻のお濃の方には正体がばれており、女の友情で結ばれていたり、また女性の姿のときはお濃の侍女に扮して、世の中を別の目線で見たり、戦国武将を色仕掛けで従わせたり、といろいろ面白いです。本能寺の変の真相もなるほどと思ってしまいます。

読み終わって思い出したのは、「ベルサイユのばら」のオスカル。跡継ぎの男児が生まれなかったために、父によって跡継ぎとして育てられたのも同じです。

女信長女信長
佐藤 賢一


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コメント

感想を読んでいるうちに思い出してき
ました。
読んでいるうちは納得して「おもしろいな」と読んだのですが、読後に年数が経ってくると(ハードカバーで読んだものですから)、なんか変な話だったなあ、と変わってきました。
「ディックの本棚」に感想を書いた記憶がありますが、佐藤賢一さんだから、ぼくはきっとほめているだろう、と思います(笑)

ディックさん、こんばんは~。コメントありがとうございます。
私は日本史は詳しくないので、先入観なしに読めたので、なんだか面白かったです。実際のところは、「変な話」なのでしょうが、よしながふみの「大奥」のようなパラレルワールドとして読めば十分面白いわけで。

「ディックの本棚」のほうの記事も読ませてもらいました。トラックバックも送らせてもらっていいですか?

トラックバックなんて、わざわざお断りせずどんどんやってください。

まあ、歴史は遊びですから何でもありでして、上手に描けているならなんでも楽しめます。

『影武者徳川家康』って、ご存じですか。歴史物語の中で、ぼくの私的ランクのトップワンを争っているのですが…。

ディックさん、こんばんは~。
『影武者徳川家康』、隆 慶一郎ですね!隆 慶一郎の書いた本は、だいぶ前ですが、ほとんど読みました。
再読したいと思うのですが、押入れの奥の方にしまいこんでしまって出てきません・・・。

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