「"機関銃要塞"の少年たち」 

ロバート・ウェストールの「"機関銃要塞"の少年たち」は、第二次世界大戦の最中のイギリスの少年たちが主人公の児童文学。

毎晩繰り返される敵機による空襲で、命の危険を感じながらの生活。大人たちは疲弊しきっているが、子どもたちはそうではない。主人公のチャスは、空薬莢などの兵器コレクションを学友たちと競うなど、それなりの楽しみをみつけていた。
ある日チャスは、墜落したドイツ機の機関銃を発見し、それを盗み出し、自分たちの手で要塞を作ってしまうのだ。大人たちに見つからないようにしながら、自分たちではできないところは、大人をうまくだまして作り上げてしまう。
そこへ迷い込んできた、撃墜された飛行機からパラシュートで降下したドイツ兵を、かくまうことになる。子どもたちとドイツ兵との間には、いつのまにか友情が芽生えるが・・・・。

戦勝国となったイギリスにもこのような戦時下の生活があったのか、と初めて知りました。
ドイツ軍への恐怖、官憲や大人への敵対心、そして子どもたちの独立心と成長。
戦争の虚しさをえがいたウェストールの名作です。

ウェストールの作品ではイラク戦争とアメリカの少年を描いた「弟の戦争」のほうが、若い読者には読みやすいかもしれません。「"機関銃要塞"の少年たち」は、翻訳がいまどきの若者には読みにくいのでは。

"機関銃要塞"の少年たち (児童図書館・文学の部屋)
越智 道雄


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最近、続編が翻訳されました。こちらはこれから読みます。表紙と挿絵が宮崎駿です。
水深五尋水深五尋
宮崎 駿 金原 瑞人 野沢 佳織


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