「利休にたずねよ」 

「利休にたずねよ」を読みました。

他の方の感想や紹介などは読まずに読み始めたので、構成(時系列)に驚かされました。

章ごとに違う何人もの視点から、利休という人間の生き方が描かれています。それぞれの登場人物の利休への思い。
なぜ利休は、「美」への追求において、他人に追随させないのか。
なぜ利休は、愛する妻といながら、どこか冷たいものを感じさせるのか。
利休が求めた「美」の源はなんだったのか。

ラストに向かっての盛り上がりが見事です。
歴史小説というだけでなく良質のミステリのような味わいもありました。

利休にたずねよ利休にたずねよ
山本 兼一


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コメント

このような厳しい「美の価値観」を持った人間は苦労します。
ぼく自身は、人の世においては多様性を尊重する姿勢が大切だ、と思っています。自分の価値観が他の価値観よりも優れている、などという姿勢は傲慢であり、争いの元です。
芸術はどんなに理屈をこねようと、まず先にあるのは個人の好みであり、その人の価値観である、と思います。人の好みは千差万別であり、どちらかが他方より優れているなどと差を付けることそのものに問題があるのだ、と考えます。

ディックさん、こんばんは~。
「美」そのものは、個人的な感覚であるはずなのに、「美の価値観」を他人に押し付けたのは、金銭的な利得が発生するからではないのでしょうか。
商人としての利休、茶人としての利休、いろんな利休がいたのかな、と「利休にたずねよ」や「へうげもの」その他いろんな作品を読んでいろんな利休と出会いながら思いました。

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『利休にたずねよ』 山本 兼一著

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