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「序の舞」宮尾登美子 

先日、宮城県美術館で「京都画壇の華 京都市美術館所蔵名作展」を見て来ました。
お目当ては、上村松園の作品。
「春日」が展示されていました。
たった1枚だけでしたが、その美しさに参ってしまいました。
上村松園の他の作品ももっと見たい、という気持ちでいっぱいです。
奈良の「松伯美術館」に、ぜひ一度行ってみなくては。

というわけで、再読したのが、宮尾登美子の「序の舞」。
再読、というのは、ずいぶん前のことですが、新聞に連載された時に読んでいたので。

「序の舞」は、登場人物の名前などは、変えてありますが、上村松園の生涯を描いた小説。
生まれる前に父を亡くし、母一人の手で姉と二人育てられた津也は、幼いころから絵の世界に魅せられていました。津也の情熱に負けた母は、津也を画学校に進ませ、その後も津也の画家としての人生を支えていきます。
非凡な才能から早くに名を挙げた津也ですが、男社会の中で辛い思いもします。
明治という時代に女性が職業を持って生きていくことはとても困難なことだったと思います。

画家として、未婚の母として、芸術に、そして愛に悩み、生き抜いた津也の生涯。
分厚い一冊ですが、週末に一気読みして、その余韻に浸っています。

4122011841序の舞 (中公文庫)
中央公論社 1985-01

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コメント

原作も面白そうですね( ̄▽ ̄)

私も上村松園が大好きで、確か上野の国立博物館にも収蔵品があり、見にいった覚えがあります。
市井の女性のやさしさあふれる作品と、謡曲に題材をとった鬼気迫る「花がたみ」などの作品が対照的ですね。
映画は見たのですが、あまりにも誇張やエロ要素が多すぎであまり好きではありませんでした。
原作は面白そうですね。今度読んでみようと思います。

県美術館?

こんにちは!
「序の舞」、当時風間杜夫ファンだった私は、一人で見に行きましたよ~。
中学生が一人で見る映画ではなかったですが・・(笑)。
そして、もしかして、牛くんの母さんのお住まいは宮城県内?
私、仙台出身なんですよ~~~。

日月さん、こんばんは~。
映画はまだ見ていないんです。今度DVD借りてきてみようかな。
小説は、多分まったく違う雰囲気ですよ。機会があったら読んでみてください。

sakura-kanadeさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。

映画化されていたことは当時、知らずにいました。なんでだろう?
DVD借りてきて、子どもたちがいない時に一人で観ようっと。

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「序の舞」 宮尾 登美子

女流画家の壮絶な人生を描いた宮尾 登美子さんの「序の舞」、ようやく読み終わりました。いや、長かった。 明治時代は文明開化といわれていますが、女性には暗黒の時代でした。そんな中、男中心の絵画の世界へ飛び込んだ主人公・津也は少女の頃から人並みはずれて精進

  • [2009/10/27 01:12]
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