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「絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV」(石田衣良) 

石田衣良の「絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV」を読みました。

このシリーズ、新しいのが出るとつい読んでしまいます。
時代の旬なところをキレイに切り取って、どんな難問もマコトの人脈やGボーイズが解決してしまうので、安心して読めます。

「絶望スクール」では、動物の虐待、危険運転、ひきこもりビジネス、そして留学生ブラック労働を取り上げています。
現実はこんなにうまく解決しないとは思うけど、マコトみたいな人がいたらいいな、と思わせてくれる石田衣良はすごいです。

絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV
石田 衣良
文藝春秋
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「1兆ドルコーチ~シリコン・バレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」 

1年の最初に紹介するのにふさわしい本として、「1兆ドルコーチ~シリコン・バレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」を選びました。仕事に役立てられるところがあるかなあと思って読んでみた本です。

「1兆ドルコーチ」というのは、アップルやグーグル、Amazonといったシリコンバレーの企業の創業者たちのコーチとして活躍したエド・キャンベルのこと。ビルのコーチが生み出した価値は、1兆ドルを超える、というのです!

コーチングについて、学んでいるところなので、なるほど~とか、聞いたことがある!なんていうところも多かったのですが、いくつか印象に残ったところを紹介します。

・ビルにとって、信頼はつねに最優先かつ最重要の価値観だった。
信頼とは、「約束を守ること」「誠意」「率直さ」「思慮深さ(口が堅いこと)」
これらはコーチの重要な資質である。

・「フリーフォーム」で話を聴く
「敬意のこもった問いかけ」に力があるのは、相手の「有能感」「関係性」「自立性」を高めるから。

・すべきことを「指図」するな
物語を語り、自力で最適解にたどり着けるよう導け。
あ~、これはアドバイスするなってことなのだろう。つい、答えを言ってしまったり、誘導してしまいがちな自分を反省します。

・「勇気」の伝道師になる
相手の能力を、相手が自分で思っているよりさらに深く信頼せよ。そしてもっと勇敢になるようハッパをかけよ。
エンパワメント、ということですね。
「ほめる」のではなく「勇気づける」ということか。

・全員が「チーム・ファースト」になる
問題そのものより、チームに取り組む。
・同じテーブルにつく
勝利できるかどうかは、最高のチームを持てるかどうかにかかっている。そして最高のチームには、女性が多い。

・「親身になる許可」を自分に与える
メンバーの家族や休日のことに関心をもつ。メンバーのことを知り、気に掛けると、チームを導くことはずっと楽しくなり、チームは実力を遺憾なく発揮できる。

ビルは口が悪かったが、それを上回る「愛」があった。
人間として当たり前のことだけれど、多くの人が実践できていないことができていたのかな。

信頼される人間になること、周りの人に関心を持ち、信頼すること、チームファーストで考えること。
そんな事を実行できる一年にしていきたい。

1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え
エリック・シュミット ジョナサン・ローゼンバーグ アラン・イーグル
ダイヤモンド社
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「特別展ミイラ」 

先日、上野の国立科学博物館で開催中の「特別展 ミイラ」を観に行ってきました。

世界各国のミイラが集められていました。
それぞれのコーナーに、短時間の映像での解説があり、理解を深めてくれます。
音声ガイドは、大沢たかお。
解説の小さな文字を読まなくて済むので、音声ガイドは便利です。

今回、わざわざミイラ展を見に行こうと思ったのは、ミイラのCT画像の撮影と3D構築に関わった方から直接話を聞く機会があったからです。
ミイラの体内がどうなっているか、CT画像により調査し、その結果は今回のミイラ展でも紹介されていました。南米のミイラを貸し出してもらうことができたのも、日本で科学的な調査を行うことができるから、という話でした。
また日本のミイラとして、即身仏も展示されること、即身仏もCTで調査したことなども話を伺いました。
「本草学者」のミイラは、薬学の研究の末、自ら腐敗防止のために「柿の種子」を飲みこんだこと、なども明らかにされたそうです。

ミイラ展では、世界各国の死生観、そしてミイラのいろいろな作り方を学ぶことができ、猫のミイラも見ることができました。


参考書籍、いくつか載せておきます。

カラー版 世界のミイラ (宝島社新書)

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教養としてのミイラ図鑑: 世界一奇妙な「永遠の命」
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日本の即身仏について詳しいのはこちら。
なお、ミイラ展での即身仏の展示は一体(福島県にある貫秀寺に安置されている≪弘智法印 宥貞≫)でした。

新編 日本のミイラ仏をたずねて
土方 正志
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「慟哭は聴こえない」(丸山正樹) 

丸山正樹の「慟哭は聴こえない」を読みました。
手話通訳士・荒井尚人が主人公の「デフ・ヴォイス」シリーズの3冊目です。

このシリーズを読んで、日本手話と日本語対応手話の違いや、コーダ(Children of Deaf Adults 聞こえない親から生まれた聴こえる子ども)という言葉を知りました。日本手話は、一つの言語であり、文化である、ということも。

「慟哭は聴こえない」には、4つの短編が収められています。
ろうの夫婦の受診の通訳を依頼されたけれど、産婦人科診察の現場で断られた「慟哭は聴こえない」、人気モデルに手話を教えることになった顛末を描く「クール・サイレント」。身元不明の男の死亡をめぐる「静かな男」、聴覚障害者が原告の裁判の通訳を依頼される「法廷のざわめき」。
家族が増え、家族との関係も年数を経て変わっていく様子や、前作での登場人物たちのその後が出てきたり、といろいろ楽しめました。

知らなかった世界に出会うことができる、という小説ならではの感覚を味わうことができて満足しました。

慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス)
丸山 正樹
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未読の方はこちらからどうぞ。おすすめです。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)
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龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)
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「シャガクに訊け!」(大石 大) 

「シャガクに訊け!」を読みました。

留年が決まった松岡えみるは、進級の条件として、人気のない社会心理学の上庭講師のゼミに入ることを提案されます。
交換条件をのんで2年に進級した彼女のゼミの時間は、上庭先生と二人で、学生相談室にやってくる学生の相談に乗ること。
松岡が学生の話を聞き、上庭先生が社会学の知識を利用して問題を解決していきます。

「ラベリング理論」「文化人類学」「認知的不協和の理論」「スケープゴート」「準拠集団」「服従」「自己成就的予言」といったタイトルが各章(一章、二章ではなく、一限目、二限目、という表記ですが)につけられています。

人間関係の悩みや、ちょっとしたミステリと、社会学のコラボ、という小説でした。

シャガクに訊け!
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大石 大
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