「ぼくらの地図旅行」 

「地図と磁石があればどこだって行けるよ。」友達の前まで言い切ってしまったシンちゃん。
タモちゃんは一緒に休みの日に、駅から8kmもある岬の灯台まで歩いていくはめになります。

シンちゃんの兄さんから地図を借りて、二人で出かけます。地図をたどりながら歩いて行きますが、途中で道を間違えたり、というハプニングもあり、最後にたどり着いた岬には・・・・。

「地図があったってだめさ。たよりになる友だちがいないと。」
2人の友情はこの旅行で深まったことでしょう。

この本は、地図も勉強できるけれど、各ページに細かく書き込まれた人々や建物、乗り物、動物たちなど、みていて楽しいです。乗り物好きな子どもたちにも、うけることでしょう。
農山村や漁村の懐かしい風景もなごみます。

ぼくらの地図旅行 (福音館のかがくのほん)ぼくらの地図旅行 (福音館のかがくのほん)
那須 正幹


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【絵本】「おばあさんの飛行機」 

「おばあさんの飛行機」は、編み物の名人のおばあさんが主人公。
「あみもの なんでも ひきうけます」という札をかけ、冬の間はみんなに頼まれたセーターなどを編んでいます。
春になって、暇になったおばあさん。窓の外からやってきた黒いちょうちょの羽の模様に目を留めます。ちょうちょの羽の模様を編んでみよう、と思いついたおばあさん。難しい模様に苦労しますが、ようやく編めるようになります。すると、編み物は宙に浮くのです。
大きく編んで飛行機にしようと思いついたおばあさんは・・・

ファンタジックでとても素敵なお話です。子どものころに図書館で読んで忘れられなくて、あとで子どもたち用に買いました。

おばあさんの飛行機 (日本の童話名作選シリーズ)おばあさんの飛行機 (日本の童話名作選シリーズ)
佐藤 さとる


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うちにあるのはこちらの小峰書店版です。Amazonの画像がありませんが本の値段はこちらのほうが安いです。
おばあさんのひこうきおばあさんのひこうき
佐藤 さとる


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「100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち」 

「100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち」を読む。

筆者のデヴィッド・スノウドンは疫学研究者。アルツハイマー病の秘密を探る手がかりを、修道女たちから得られるのではないかと考えた。
修道女たちは、共同生活を送っており、生活が事細かく管理され、詳細な記録が残っていることから、疫学研究者にとっては理想的な研究対象だ。

修道院を案内してもらっていて、記録室にある修道女たちの子ども時代から晩年に至るまでの詳細な記録を発見した著者は宝の山を掘り当てた気分だったことだろう。

高齢になっても精神面の衰えを見せずに活躍する修道女たちの姿、一方で同じような生活をしていてもまわりの世界とのつながりを絶ってしまう人々の違いはどこにあるのか。

さらに、この研究では、死んだあとに脳の組織を調べることにもなるが、修道女たちは快く引き受ける。
「私たちは修道女になったとき、子どもを持たないというつらい選択をしました。でも脳を提供するということで、アルツハイマー病の謎を解くお手伝いができれば、未来の世代に、別の形で生命の贈り物を残すことができるでしょう」とシスター・リタ・シュワルベは語っている。

こうして修道女たちの献身的な協力のおかげで、研究は進んでいく。学歴とアルツハイマー病の関係、食べ物はどういう影響をあたえるか、感情はどうなのか、脳梗塞の有無など、いろんな研究を進めていく。このなかで、修道女たちを単なる研究対象としてみるだけでなく、家族のような気持ちで交流していくのだ。それはやはり修道女たちが、90歳、100歳になっても、知的好奇心に満ち、奉仕の心を持って、周りの人々に接していたからなのだろう。

いろんなことを考えさせられる本だった。

100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち
David Snowdon 藤井 留美


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【絵本】「おやすみ、わにのキラキラくん」 

今日は七夕なので、星の出てくる絵本「おやすみ、わにのキラキラくん」をご紹介します。

わにのアリゲーは、星空を見上げ、自分で星をつないで、夜空にわにを描きました。そして、キラキラくんと名づけました。動き出し、地上に降りてきたキラキラくんとアリゲーは、夜のジャングルで楽しく遊びます。

いろんなベッドでねている虫たちの様子もかわいいし、みんなが寝静まったところを二人で遊んで回るアリゲーとキラキラくんは、とても楽しそう。
最後にはだんだん眠くなって・・・。

この本を読んだあとは、自分で星をつないでみたくなることでしょう。

4834012190おやすみ、わにのキラキラくん (世界傑作絵本シリーズ)
Kazuko G. Stone いぬい ゆみこ
福音館書店 1993-10

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「誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国」 

「誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国」は、イタリアのベストセラーの邦訳。

飛行機のトラブルでたまたま立ち寄った「キルギシア」という国での経験を、母国イタリアに住む友人たちに伝える10通の手紙からなる。

たとえば・・・
キルギシアでは、人々は一日に3時間しか働かない。
残りの時間は、眠ったり、食事を楽しんだり、創作活動をしたり、愛し合ったり、人生を楽しんだり、自分だけの時間を過ごしたり、子どもたちや仲間たちと交流したりして過ごす。
充実している人は、嫌々やっている人が1週間かけて出来る以上の仕事を1時間でできてしまうから、短時間の労働ですむのだ。

政治家はボランティアであり、給料はそれ以前の仕事でもらっていた給料のままなので、政治的な腐敗はない。

子どもたちは、学校で勉強するのではなく、遊びながら、自分の興味のあることを学ぶ。

広告をやめたら、ものの値段が半分になった・・・

そのほかにも、男女関係、老人問題、武器と平和、犯罪と警察、などいろいろな問題について、キルギシアでの新しい社会のあり方が次々と紹介されていく。

手紙を受け取った友人たちは、はじめは信じないが、次第にキルギシアの人々の人間らしい生き方に惹きつけられ、自分の生き方や周りを変えようとし始める。

それほど長くはなく、すぐに読み終えることができる本だが、いろんなことを考えさせられる本である。

一人でも多くの人にこの本を読んでもらいたい。アジアの真ん中にあるというキルギシアという国。日本の未来がこの国に近づけたら素敵だと思う。

誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国
シルヴァーノ・アゴスティ


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