「サイレント・ブレス」(南 杏子) 

「サイレント・ブレス」を読みました。

大学病院の総合診療科に入局して10年目の水戸倫子は、教授から訪問クリニックへの異動を言い渡されます。
患者さんに丁寧に話をする倫子は、同僚からは要領がわるいと見られていました。

慣れない訪問クリニックの仕事を通し、倫子はそれまで想像したこともなかったような人々の生活や生き方に触れます。
がん末期の患者さんの部屋をたずねる怪しいスキンヘッドの男の正体は?
重い障害があるけれど一人暮らしを選んだ青年が、あの日ボランティアを断った理由。
亡くなったばかりの遺体が消えてしまう事件。
現役の医師が書いただけあって、在宅診療の様子をリアルに描きながら、事件や謎が解き明かされるという一粒で二度おいしい小説でした。おすすめです。

サイレント・ブレスサイレント・ブレス
南 杏子

幻冬舎 2016-09-08
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「静かな雨」(宮下奈都) 

宮下奈都さんの新刊「静かな雨」を読みました。

パチンコ店の裏の駐輪場で小さなたいやき屋さんを営むこよみさん。
彼女の作るたいやきは、とても美味しいと評判だ。
お店の常連となり、心を通わせるようになった行助。
こよみさんが事故で短期記憶を失ってからも彼女を支え続ける。

題名通り、静かに物語が進んでいきます。
覚えていられないことの切なさ。行助の優しさ。

帯に「著者の原点」と書いてあってどういうことかと思ったら、この作品は文學界新人賞を受賞したデビュー作なんですね。なるほど。

静かな雨静かな雨
宮下 奈都

文藝春秋 2016-12-12
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「東京のちいさな美術館めぐり」 

「東京のちいさな美術館めぐり」は、東京および近郊の美術館106館を紹介しています。
収蔵している作品の紹介よりも館内や庭園の紹介のほうに重点が置かれている感じ。
併設しているカフェやショップ、グッズの紹介も充実しています。

行ったことのない美術館がたくさん載っていて、次に東京に行くときの楽しみが増えました
ぜひ行ってみたいのが、世界も注目する東洋古美術の「根津美術館」。庭園や竹の生垣も見てみたいです。4月末から5月初めには燕子花(カキツバタ)が咲くのだそうです。
日本で初めての日本画専門美術館、「山種美術館」も行ってみたいなあ。
展覧会ごとに登場するという和菓子も楽しみ。
白金台の「松岡美術館」は、スケッチもできる自由さがうれしい、とあります。珍しいですね。
古代東洋彫刻が見られるそうです。
谷中の「朝倉彫塑館」は、猫の彫刻がずらり。裸足の入場が禁止されているので夏は靴下持参で。
ミッドタウンの「21_21DESIGN SIGHT」は知らなかった。この前ミッドタウン近くに行ったときに行けばよかった。

東京のちいさな美術館めぐり東京のちいさな美術館めぐり
浦島茂世

ジービー 2015-03-19
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気が付けば毎年買ってる「大人が観たい美術展(時空旅人別冊)」も2017年版が出たので、今年の美術展をチェックしてみることにします。
大人が観たい美術展2017 (時空旅人別冊)大人が観たい美術展2017 (時空旅人別冊)

三栄書房 2017-02-03
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「5分で聞き手の心を動かす技術 最強のプレゼン」 

「5分で聞き手の心を動かす技術 最強のプレゼン」は、オールナイトニッポンのラジオパーソナリティや、映画監督の経験のある小峯隆生が、筑波大学の学生向けの講義した内容を紹介したもの。
動画でないとわからない部分は、YouTubeで観ることができ、活字だけの本を補っています。

内容がどんなに良くてもプレゼンが下手では、相手に伝わらない。TEDでの優れたパフォーマンスは、たいていアクターとしての指導を受けている、として、学生たちにパフォーマンスの練習をさせます。
題材としてシェークスピアを選び、後半では、自分なりに構成した発表とそれに対する質疑応答(記者会見方式)も乗り越えるというなかなかハードルの高い講座です。

最初の1分の「つかみ」が大切であること。
立ち位置や歩き方、手の動かし方、目線の動かし方など、これまで誰も教えてくれなかったことが明快に説明され、目からウロコです。
発表をぶち壊すような質問が出た時の対処法、なんていうのも載ってました。これは使えます(笑)

プレゼン、というほどでもないけれど、人に話を聞いてもらう機会は時々あるので、より効果的に伝えるために、この本を参考にしていろいろ工夫してみたいと思います。

5分で聞き手の心を動かす技術 最強のプレゼン5分で聞き手の心を動かす技術 最強のプレゼン
小峯隆生

飛鳥新社 2017-01-21
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犬好きの人におすすめの小説「シャルロットの憂鬱」(近藤史恵) 

近藤史恵の「シャルロットの憂鬱」を読みました。

不妊治療をあきらめた夫婦が、犬を飼うことにしました。初心者なので、子犬よりは、と紹介されたのが、もと警察犬のシャルロット。ジャーマンシェパードの女の子です。
夫婦にかわいがられ、近所の犬を飼っている人たちと関わったりする中で、次々と起きる小さな事件。
悪意のある人間も少しは登場するけれど、殺人などは起こらないので、そういうのが苦手な人でも安心して読めるミステリーです。
犬好きな人にはたまらないです。(ちなみに猫も登場します!)
わが家には小さな動物たちはいるけれど、犬はいないので、実家で飼っていた犬のことを思い出しながら読んでいました。

シャルロットの憂鬱シャルロットの憂鬱
近藤 史恵

光文社 2016-10-18
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近藤史恵は他にも犬が登場する小説を書いています。
「さいごの毛布」は老犬ホームが舞台の小説。こちらもおすすめです。
さいごの毛布 (角川文庫)さいごの毛布 (角川文庫)
近藤 史恵

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他に犬を愛する作家といえば、馳星周ですね。
ソウルメイト (集英社文庫)ソウルメイト (集英社文庫)
馳 星周

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最後にもう1冊だけ。
犬が出てくる小説の中でも、稲見一良の「セントメリーのリボン」は絶品です。
セント・メリーのリボン (光文社文庫)セント・メリーのリボン (光文社文庫)
稲見 一良

光文社 2006-03-20
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